NEXT21とは?

居住実験の場

実際に社員が居住し、さまざまな実験を行っています。

居住実験の場として

未来を試せる集合住宅、NEXT21では、5〜10年先の居住環境や設備の在り方を見据え、最先端の住宅で住まい手たちはどのような生活を送るのかを検証・提案するために、実際に社員家族が居住し、さまざまな実験を行ってきました。
これまでは5〜6年を1フェーズとし、フェーズごとに「住まい・住まい方実験」「エネルギー実験」「商品開発に向けた試作機評価」の3つの面からさまざまな実験を行ってきました。

現在の実験

2020年度より、従来導入していたフェーズの区切りをなくし、必要に応じた改修を行う運用に変更しています。
第一段として、2020年度はそのコンセプトを「快適な住空間、万一に備えた住まい」とし、環境に配慮しつつも、住まい手がより健康に、快適に暮らすための、そして災害時にも安心できる備えがある住戸を考えました。

今までの実験

これまでの主な実験の一覧です。

フェーズ 時期 住まい・
住まい方実験
エネルギー実験 商品化に向けた
試作機評価
第1
フェーズ
1994.4

1999.3
(5年)
第2
フェーズ
2000.4

2005.3
(5年)
  • リフォーム実験(住戸分割・等)
  • ホームオフィス実験
  • 住棟コージェネレーションの実証
  • 見える化による省エネ効果
  • 家庭用PEFCの実証【世界初】
第3
フェーズ
2007.4

2012.3
(5年)
  • 住み継げる住戸設計
  • 地域とのコミュニケーション形成実験
  • 家庭用SOFCの実証【国内初】
第4
フェーズ
2013.6

2020.3
(7年)
  • 住戸での中間領域の使い方実証
  • コンペ住戸の実施(404住戸501住戸
  • エネファーム逆潮評価
  • 3電池システム評価(PV+EF+BAT)

住まい・住まい方実験

NEXT21では、これからの日本が抱えるであろう少子高齢化やライフスタイルの多様化といった、さまざまな課題の解決に向けた住戸を検討し、実際にその間取りを作り、住まうことで評価を行う居住実験を行っています。

各々の住戸は、個別のコンセプトをもとに設計しています。
住戸に住まう住まい手の選定には、まず希望者を募り、応募した社員家族の中から、住戸のコンセプトと家族構成やライフスタイルが近い家族を選定。16世帯ほどが5〜6年の居住期間で実験に参加しています。

住まい・住まい方実験

住まい・暮らしの実験では、住戸を共有部に開き、人と人とのつながりを創出する取り組みとして子どもたちが集まる塾や料理教室のスペースを設置し、空間の使われ方を調整しました。

住まい・暮らしの実験では、住戸を共有部に開き、人と人とのつながりを創出する取り組みとして子どもたちが集まる塾や料理教室のスペースを設置し、空間の使われ方を調整しました。
305住戸 余白に棲む家(塾)
305住戸 余白に棲む家(塾)
403住戸 しなやかな家(料理教室)
403住戸 しなやかな家(料理教室)

実際に、中間領域のある住戸でイベントを開催。中間領域があることで人の動きがどのようになるかを観察し、その効果を確認しました。

中間領域のある住戸でイベントを開催

403住戸 しなやかな家

エネルギー実験

常に一歩先のエネルギーシステムを考え、実際に住棟内に最新鋭の設備を導入。省エネ性や環境性のほか、施工性なども確認してきました。

エネルギー実験

現在の実験

ウェルネスZEH (503住戸にて実施:2020年3月全面改修)

ガスで実現する究極の省エネ・創エネ性と、健康・快適性を両立した住戸を目指しています。

省エネ性
  • 断熱性能:UA値=0.2W/(㎡・K)、BEI=0.39と、太陽光発電と最新型エネファームによるZEHの達成
健康・快適性
  • 冬季室温18℃以上、室間温度差3℃以内
  • 気流感のない放射冷暖房
  • 自然通風や採光、無垢材の適度な採用
ウェルネスZEH (503住戸にて実施:2020年3月全面改修)

省エネ性を追求しつつも、南北の開口部からの自然通風や採光を適度に採用することで、自然と溶け合いながら生活を送る楽しさを住まい手に提供。快適性と省エネ性の両立を、ガスシステムで実現する住戸を作りました。
集合住宅でのZEHを実現するため、共用廊下の手すり部分には太陽光発電パネル(3.6kW)を採用し、発電効率55%の最新型のエネファーム(SOFC)とのダブル発電によりZEHを達成しました。またBEI=0.39の省エネ住宅です。

最新型のエネファーム(SOFC)とのダブル発電によりZEHを達成
最寒時間帯(1月10日6時)室温 「最寒時間帯(1月10日6時)室温」

72時間自立への対応 (2020年3月設備改修)

増え続ける台風等による自然災害に備えて、停電、断水時も罹災後72時間に渡って自立できる住棟のシステムを構築しました。
停電対応ジェネライトが各住戸へ最大500W/戸の電気を供給し、各住戸のエネファーム発電700Wと合わせて、最大1200Wの電気を家中のコンセントで使用できます。
電力供給だけでなく、断水にも対応。各住戸に水を供給するため上水・中水ポンプに電気を送り、停電時でも集合住宅でお風呂に入ることができます。また、高齢者や幼児等の災害弱者のために、一部の共用部にはガス空調による冷暖房を完備しています。
ガス供給が継続すれば、永続的に自立可能ですが、断水時は上水槽の容量によるため、72時間は自立できます。

72時間自立への対応

災害の長期化により、上・中水槽の水を使い切った場合を想定し、飲食料の備蓄や、煮炊き用のかまどベンチ、マンホールトイレを整備し(屋外)、災害時の健康・衛生面の維持を目指しました。
加えて、大阪市防災強化マンション認定基準の備蓄の他、毛布やトイレットペーパー等も共用部に備えています(共用倉庫)。

【認定基準とNEXT21での備蓄数量」18住戸×3.5人/戸と想定

物品 認定基準 数量
飲料水 戸数×42L 2L×380本
食料 人数×14食 or 防災かまど 非常食600食+防災かまど(燃料含む)
トイレ マンホールトイレ マンホールトイレ
生活用水 防災井戸 or 貯留槽 (戸数×112L) 上水槽12㎥(12KL)+中水槽3.6㎥(3.6KL)
避難場所 200㎡以上 見学用共用スペース(240㎡)
その他 救出救助用資材 担架や救急箱の他、認定基準通りの備品

IT技術の活用

昨今の世の中は、住まい方にIT機器が大きく関わる時代となってきました。NEXT21では一歩先のIoT住宅の在り方を見据えて、住戸へのITシステム導入も進めています。

現在の実験

健康管理IoT住戸 (202住戸:2020年3月システム導入)

健康(バイタル)データは継続的に測定することが大事ですが、子育て家族や高齢者家族の健康管理は難しいもの。
また、測定するために体に機器を装着したり、測定結果を記録したりすることに面倒さを感じる方も少なくありません。
そこでNEXT21では、普通に生活しているだけで体重・体形・体温・睡眠状態などのバイタルデータを住まいが検知し、顔認証システムにより個人ごとに自動で蓄積するシステムの検証を進めています。
体形の変化や発熱といった、普段と異なる状態を検知すると家族にお知らせをしたり、睡眠時の無呼吸状態や転倒を検知した時にはアラームを発報するなど、操作性・センシング精度の向上への取り組みを進めています。

個人ごとのメニュー画面

個人ごとのメニュー画面

肌分析・シミ検知画面

肌分析・シミ検知画面

転倒検知イメージ

転倒検知イメージ

健康データをスマートミラーで確認

健康データをスマートミラーで確認

検知予定のバイタルデータ

  • バイタルデータ
    体重・体脂肪・BMI・体温・肌状態・体形(3Dアバター表示)
  • 状態検知
    無呼吸状態・転倒状態

※入浴時の画像データ等は、数値で管理。住戸外にはデータが出ないのでセキュリティも安心です。

商品化に向けた試作機評価

NEXT21では、特に第1フェーズにおいて、商品化に向けた試作機の導入を各々の住戸にて多数実施。商品化を目指す機器のさらなる機能向上を図るべく、さまざまな実証・評価の場としてNEXT21を活用してきました。
2019年度からは自社製品だけではなく、アライアンス先等の他社製品やシステムの実証の場としても、幅広くご活用いただいています。

フラットコンロ PEFC SOFC

現在の実験

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