住まいは未来へ向けて
NEXT21では、これからの住まいに求められる住宅について検討を続けています。
すべての住戸は、各々が個別のコンセプトに基づき、異なる設計者によって設計されました。
ここでは特に特徴的な住戸をご紹介します。
多彩な単身世帯のこれからの
ライフスタイルを受け入れる家
単身世帯は今後増え続けるだけでなく、 年齢・性別・社会との関わり方が 多種多様で、住まい方が大きく変化して いくことも予想されます。
この「つながる家」では、「環境」「社会」 そして「未来」との“つながり”に着目し、 これらの“つながり”を空間によって選択することが可能な、単身者のための豊かな住まい方を提案します。
京都大学名誉教授髙田光雄先生をお迎えして
403住戸設計者・近角よう子先生、605住戸設計者・山本麻子先生のお二人に 「中間領域」「住戸の可変性」について対談形式でお話しいただきました。 (2023年1月)
共に暮らしたい人たちが、自在に住める家
5つの室空間が、住む人に合わせて自在に結合・独立し、ある時は一つの大きな家に、ある時は複数の中規模な家に、または5つのワンルームに、あるいは5つの室からなるシェアハウスに、と様々に変幻します。さらに室は、オフィスやサロン、教室、コミュニティスペースなど、広い用途に使うことができます。この家は、住む人に「世帯」か「個人」かを問いません。今、共に暮らしたい人たちが、自在に住める家です。
木の空間で育まれる、
心身ともに健康で幸せな暮らし
省エネ性を叶えながらも、健康と快適性も実現したウェルネスZEH住宅です。
各所に無垢材などの自然素材を多く採用し、生活しながら木のぬくもりを感じられる空間に。室内に自然の風が流れ込むように設計したことで、中間期には快適に過ごすことができる住まいです。
1つの空間をシェアする
1.5世帯の新しいマンションの暮らし
近年増加する「1.5世帯(夫婦+単身の子)」。ここではさまざまなカタチの1.5世帯が豊かな暮らしを叶えます。
両親と娘、夫婦と祖母、ときには夫婦と他人をも受け入れる「プラスワンの家」。メイン住戸とプラスワンルームの間にまっすぐ伸びる土間を挟むことにより、お互いのプライバシーに配慮しながらも、いつでもその存在を感じて過ごすことが可能です。
4つの世代(Generation)、
4人の女性(Girls)が暮らす住まい
少人数の複数世帯が集い、お互いを支え合いながらも、それぞれが自立した生活を送ることができる「4G HOUSE」。個々人がイキイキと永く暮らせる住まいのカタチを提案しています。
大きなテーブルを設けたダイニングで家族との時間を過ごすもよし、それぞれの個室で個人の時間を過ごすもよし。お互いを感じながら、自立した生活を営むことのできる住まいです。
アクティビティを受け容れる住まいの余白
住まいの中には「室」が入れ子状に点在し、「余白」としての内土間と外土間を通じて「ウチとソト」を曖昧につなげました。
余白部分では光、風、緑、人の新たな共棲が芽生え、住まい手は「素のままで美しく暮らす」姿を現します。住まい手のプライバシーには配慮しつつも、住むだけで自然や他者との関係性がより深まっていくような住まいです。