NEXT21の活動をいち早くお届け!
第6フェーズコンセプト
まちで集まって
住む意味を再定義する
~人・自然・地域のかかわりが生み出す、暮らしとエネルギーのリジェネラティブデザインへの挑戦〜
NEXT21は2025年度より第6フェーズを開始しました。近年では、スマートフォン・SNS等の浸透やコロナ禍の経験、世界的な脱炭素への動きなどにより、コミュニケーションの手段や個人の行動に関する価値観が変化してきました。また、都心部の住宅購入層は共働きが多くなっており、家事と両立させるための利便性の確保や、生活の変化にともなう住み替えなど、住宅へのニーズや暮らしにおける優先事項も効率性を重視するように変化してきました。
NEXT21第6フェーズでは、暮らし全体が効率化重視となっている現在の都市居住において、人・自然・地域とのかかわりを改めて見つめ直すことにより、カーボンニュートラルと暮らしの豊かさ、個人化と地域のコミュニティ形成など、一見相反するものを両立させるための居住実験に取り組み、新たな意味を定義していきます。
未来を試せる、集合住宅。
NEXT21について
NEXT21は、大阪ガスの実験集合住宅。ここでは大阪ガスの社員が実際に居住し、「環境」「エネルギー」「暮らし」の面から、さまざまな実験・検証を続けています。これからの住まい、住まい方を、皆さまとご一緒に見つける場にしたいと考えています。
それぞれ独自のコンセプトを持つ18の特徴的な住戸に、そのコンセプトに沿った社員家族が実際に暮らしながら、さまざまな実験に取り組んでいます。また、住棟全体で大規模な緑化を行い、自然との共生ができる住まいとなっています。
住まいは未来へ向けて
特徴的な住戸
今後も加速していくとされる少子高齢化の進行に伴い、住まい手はさまざまな課題に直面していくと考えられます。それらの課題に対応するため、NEXT21では数年ごとにいくつかの住戸を外壁の移動や間取り変更による改修を行い、これから求められるであろう新たな住まいのカタチを提案してきました。
集合住宅でありながらゼロ・エネルギーとなる「ウェルネスZEH(風香る舎)」や、誰かとなにかをシェアする「プラスワンの家」など、特徴的な住戸を紹介しています。
一歩先の居住環境・設備を試す
主な居住実験
NEXT21では1993年の建設以来、常に10年ほど先の住まいのカタチを検討すべく、多くの「住まい・住まい方実験」と「エネルギー実験」、「商品化に向けた試作機評価」を行ってきました。
子育て世帯のニーズを反映してリフォームした住戸に実際に居住し、評価を行う「リフォーム実験」をはじめ、オールガス住棟でのエネルギー実験、実際に建物を停電させて燃料電池等の電気だけで生活をする試みなど、ほかの集合住宅では類を見ない実験を行っています。