設計/(株)URサポート 川村眞次+(株)遠藤剛生建築設計事務所 遠藤剛生+岩崎隆久
団塊世代の夫婦が、暖かく、気持ちよく、愉快に過ごせる住まいを、大阪ガスが提唱するウィズガス住宅の考え方を取り入れながらデザインしました。
環境にも人にも、地球にも優しい住宅でありながら、安心して毎日を過ごせる住まい。家族が集まった際には室内の爽やかさと快適性を感じてもらえます。
常に緑と風を感じられる室内。「ファクター4」とは、暮らしの豊かさを2倍に、エネルギー消費は1/2に、環境効率は4倍にという意味からつけられました。
太陽エネルギーの活用や省エネ型ライフスタイルの実践、エネルギー消費による環境負荷を、従前の1/4まで削減することを目標としています。
5つの室空間が、住む人に合わせて自在に結合・独立し、ある時は一つの大きな家に、ある時は複数の中規模な家に、または5つのワンルームに、あるいは5つの室からなるシェアハウスに、と様々に変幻します。さらに室は、オフィスやサロン、教室、コミュニティスペースなど、広い用途に使うことができます。この家は、住む人に「世帯」か「個人」かを問いません。今、共に暮らしたい人たちが、自在に住める家です。
可変インフィルで住空間を構成することにより、世帯構成の変化や住まい手の入れ替わりに合わせた間取り変更を可能に。東西に土間を設け、内と外の中間領域とすることで、外気や季節感を楽しめます。来訪者とコミュニケーションが取りやすく、室内の温熱環境の調整もできることをめざしました。
住まい手が、風を通し、光を感じ、外の快適性を取り入れる豊かな居住文化を継承・発展させられるような空間に仕上げています。
新型コロナウイルス感染対策に配慮し、取材・撮影を行っています。
住まいの中には「室」が入れ子状に点在し、「余白」としての内土間と外土間を通じて「ウチとソト」を曖昧につなげました。
余白部分では光、風、緑、人の新たな共棲が芽生え、住まい手は「素のままで美しく暮らす」姿を現します。住まい手のプライバシーには配慮しつつも、住むだけで自然や他者との関係性がより深まっていくような住まいです。
狭い住空間や小さな遊び場は、子どもが生活をする上で、ストレスを感じてしまう原因となり得るもの。「すこやかな家」では、子どもはもちろん、家族全員がのびのびと過ごせるよう、間取りプランには自由に仕切ることのできる大空間を取り入れました。
すこやかな子どもの成長を願うべく、塗料や内装材のすべてに自然素材を使用しています。
子どもが自立したあとの団塊世代の夫婦が豊かに生活できる空間を目指した「しなやかな家」。ここでは、自宅を外部にも開かれた空間として活用することで、人とのつながりを創生します。
夫婦のライフスタイルの変化や住み継ぎに際しては、戸境壁の変更も可能に。テラスとしても使用できる露台は、外部空間の緑地へとゆるやかにつながっています。
少人数の複数世帯が集い、お互いを支え合いながらも、それぞれが自立した生活を送ることができる「4G HOUSE」。個々人がイキイキと永く暮らせる住まいのカタチを提案しています。
大きなテーブルを設けたダイニングで家族との時間を過ごすもよし、それぞれの個室で個人の時間を過ごすもよし。お互いを感じながら、自立した生活を営むことのできる住まいです。
来客を招くことの多い住まい手が、のびのびと豊かな生活を送ることを実現する「次世代<家族>の家」。
玄関のほかにも各個室からの出入り口が完備されているため、家族それぞれのプライバシーを守りながら、個人の自在な生活を成り立たせます。
近年増加する「1.5世帯(夫婦+単身の子)」。ここではさまざまなカタチの1.5世帯が豊かな暮らしを叶えます。
両親と娘、夫婦と祖母、ときには夫婦と他人をも受け入れる「プラスワンの家」。メイン住戸とプラスワンルームの間にまっすぐ伸びる土間を挟むことにより、お互いのプライバシーに配慮しながらも、いつでもその存在を感じて過ごすことが可能です。
近年では、夫婦がそれぞれに仕事を持ちながら、協力して家事や子育てをこなしています。各々のコミュニティを形成する両者が、ときにお互いの友人や仕事仲間を自宅に招いてホームパーティーを開催できる住まいが、ここに完成しました。
ここなら家族に気兼ねなく、肩のこらないホームパーティーを楽しむことができます。
省エネ・創エネ性を叶えながらも、健康と快適性も実現したウェルネスZEH住宅です。
各所に無垢材などの自然素材を多く採用し、生活しながら木のぬくもりを感じられる空間に。室内に自然の風が流れ込むように設計したことで、中間期には快適に過ごすことができます。
現代社会において、希薄になりつつある他者との交流の機会。隣近所はもちろん、親や兄弟、友人も含めた人と人とのつながりが、疎かになりつつあります。
「安らぎの家」は、住まいの中にくつろぎの場やリフレッシュの場を作ることにより、人々が自然と集まる空間作りを目指しました。周囲の人をも巻き込んだ団らんが叶う場所です。
未来型のHEMSやテーブルディスプレイ、壁掛ディスプレイなどの使用とエネルギー計測により、エネルギーの見える化を徹底した「“き”づきの家」。
節電による社会貢献への“期待”と、住まい手が省エネ行動を実践しようとする“気持ち”を促す住まいを作りました。間取りはLDKと水回りを中心に配置し、それぞれの個室を外側に配置しています。
さまざまな時期や季節、そのときどきの気分に合わせて、家の機能と雰囲気を変えることができるのが「“き”がわりの家」の特長です。
自在に間仕切りや棚を構築できる「Vフレーム」を導入することにより、いつでも気軽に、DIY感覚で室内を変更できます。住まい手の好みが変わるのに合わせて変化をもたらすことのできる、飽きのこない住まいです。
単身世帯は今後増え続けるだけでなく、年齢・性別・社会との関わり方が多種多様で、住まい方が大きく変化していくことも予想されます。「つながる家」では、「環境」「社会」そして「未来」とのつながりに着目し、これらのつながりを空間によって選択することが可能な、単身者のための 豊かな住まい方を提案します。
結婚しても子どもを持たず、夫婦がともに自立した生活を営む“DINKs”という家族のカタチ。「DINKs APARTMENT」では、夫婦それぞれが願う、個性的なライフスタイルを持ち続けたいという思いを叶える住まいを表現しました。
イタリア人建築家によりデザインされた、スタイリッシュな住空間が特長です。