ピッチャーにとって、ランナーはとても気になる存在。 ピッチングリズムを狂わされた経験、多いのではないでしょうか。
今回は、大阪ガス硬式野球部の左の最強リリーバー中谷佳太(なかたにけいた)投手に、牽制球の極意を教えてもらいました!
■ポイント1「首の向きでランナーを制す」
ランナーをジッと見ながらも、一瞬ホームを見て投球すると思わせたり、一塁へは目もくれず、ホームに投球すると見せかけて牽制球を投げます。 また、見ているだけで実際は投げないなど、「牽制してくる?してこない?」と、ランナーを惑わせて、スタートを切らせないようにしよう。
■ポイント2「右足の踏み出す角度にこだわる」
踏み出す足の角度で、牽制するかホームへ投げるかを見破られがちなので、踏み出す足は、ホームと一塁ベース間に対し、45度程度まで踏み出せること(あくまで目安)を最大限利用し、きわどい角度に踏み出して投げ、ランナーを惑わせよう。
■ポイント3「投球リズムを変える」
投球リズムが一定だと、ランナーにタイミングを読まれてしまうので、ボールを長く持って投げたり、逆にすぐ投げたり(ルール内)と、リズムに変化をつけて、二塁へスタートするタイミングを取りにくくさせよう。
牽制の目的は、「ランナーをアウトにするというよりも、スタートを切らせない(盗塁させない)こと」。 集中すべきは打者との対戦! アウトになればラッキー、というくらいの気持ちで臨みましょう!
中谷投手からメッセージをいただきました!
「今年は残念ながら日本選手権が中止となりましたが、 次の大会が再開したときには、元気な姿をお見せしたいと思います! 引き続き応援よろしくお願いします」
「熱球道場」シリーズには、野球のコツやヒントが満載。 これまでの記事も一緒にチェックしてみてくださいね♪
第1回「トンネルしない捕球法」
第2回「会心のホームランを打つには」
第3回「コントロールがよくなるコツ」
第4回「鉄壁守備を誇れる外野手になる!」
第5回「上手い走塁方法」
第6回「コントロールがよくなる投球術」
第7回「バントを決めるコツ」
第8回「三塁コーチャーの役割」
第9回「コリジョンルール導入で変わったこと」
第10回「先発ピッチャーの調整方法」
第11回「クイックモーションを修得するコツ」
第12回「中継プレイで心がけること」
第13回「ボールを遠くへ飛ばすコツ」
第14回「代打でヒットを打つために」
第15回「ピンチでマウンドに上がるリリーフが心がけること」
第16回「変化球を上手く打つには」
第17回「キャッチャーのワンバウンド処理」
第18回「盗塁をキメるコツ」
第19回「キレのある変化球の投げ方」
第20回「打たせてアウトを取るための投球術」
第21回「広角にヒットを打つためのコツ」
第22回「守備の花形、ショートとして気を付けること」
第23回「三振を取るために」
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