大阪ガスの100%子会社であるDaigasエナジーは、九州旅客鉄道(JR九州)さまとデマンドレスポンスサービス「D-Response」に関する契約を締結し、JR九州筑肥線唐津変電所に併設された回生電力貯蔵装置を活用した調整力公募への参加に合意しました。
■デマンドレスポンスサービスを活用
デマンドレスポンスとは、電力の需要と供給の安定化を図るため、企業や家庭などの需要家側の設備で電力を調整することを指します。
JR九州筑肥線唐津変電所に併設された回生電力貯蔵装置は、電車が減速する際に発生する回生電力を貯蔵し、電車が加速する際の電力として有効利用するための充放電装置です。今回、本装置の貯蔵電力を電力需給逼迫時に積極的に放電し、電力会社からの購入電力を削減することでデマンドレスポンスを行い、電力需給の安定化に貢献します。
■JR九州さまと協業
これまで大阪ガスとJR九州さまは、JR九州筑肥線の駅舎にDaigasグループが保有する発電所由来の環境価値が付与された再生可能エネルギー電力を供給し、環境価値の地産地消を実現しました。また、ウエストホールディングスさまと3社共同で線路沿いなどの遊休地を活用した新設非FIT太陽光発電所の開発事業を行い、1号案件であるJR九州下関太陽光発電所が昨年10月に運転開始しています。今回、JR九州の設備有効活用と沿線の価値向上に向けたさらなる協業の検討を進めた結果、本装置を用いたデマンドレスポンスによる調整力公募にアグリゲーターとして参加します。
Daigasグループは、今後もお客さまの課題を解決するとともに、社会課題であるカーボンニュートラル社会の実現に取り組んでまいります。
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