住まいと暮らしの総合住生活企業のLIXILさまから発売されている「ひろまるコンロ」。可愛らしいデザインと、広々とした使いやすさが特徴です♪
この「ひろまるコンロ」のコンセプト開発には、大阪ガスの「行動観察」が関係しています!
さて、皆さまは、大阪ガス通信で以前にご紹介した、人が無意識に行っている行動を観察し、ニーズを引き出す「行動観察」という手法を覚えていらっしゃいますか?
どのような手法かについては、過去に大阪ガス通信で取り上げた『大阪ガスの意外!?な一面。サービスを科学する「行動観察」とは?』をご覧ください。
大阪ガスは「行動観察」を使って、主婦の調理に関する不満やキッチンの潜在的な使い方に関する調査と検証作業に協力し、LIXILさまは、その結果をベースに「ひろまるコンロ」を商品化しました。本日は、「ひろまるコンロ」の特徴に繋がった「行動観察」の様子をご紹介します☆
はじめにLIXILさまは、「ひろまるコンロ」の企画にあたり、WEBアンケートやグループインタビューを実施。コンセプトターゲットとなる10人を抽出しました。
ここで「行動観察」の登場です!ターゲット像となる10人のご自宅に訪問し、調理行動を観察します。1軒につき約3時間、調理をする人がキッチンでどのように動くか、料理の出来上がりを待つ家族はどのような様子かなどをカメラで撮影しながら、つぶさに観察しました。
すると、コンロの使い方に関して、多くのことがわかってきました。
「コンロ上に置いた複数の鍋を入れ替えながら窮屈に調理をしている」「調理中、鍋やフライパンでコンロ上が混雑してきても、使っていないやかんがコンロ上にある」「手前に大きな鍋を置くと、奥のバーナーが使いづらそう」など…。
調理行動観察後のLIXIL担当者とのワークショップでは、「奥のバーナーが使われにくいのは3つのバーナー間隔が狭いから?」「天板の余白を広げれば、やかんがすっきり置けるのでは?」と、料理をする側の隠れたニーズが、次々に飛び出しました!その後、気づいた点と解決すべき点をまとめた結果をレポートにまとめ、提出しました。
下の図は、行動観察の結果をヒントにLIXILさまが商品化した「ひろまるコンロ」の特徴です。
「ひろまるコンロ」は、3口あるバーナーの間隔を広げたため、手前に直径28cmの鍋とフライパン、奥に直径22cmの鍋を置いて同時に使っても、ゆとりをもって鍋振りができます☆
さらに、グリルの排気口をコンパクトにして、左右に仮置きができるスペースも用意!コンロの上のスペースも有効に使えるようになりました。
使いやすさと便利さがギュッと詰まった、まさに、利用者の隠れたニーズを結集した商品です♪
カラーは選べる6色☆キッチンのシンクや扉とのコーディネイトを楽しめます(*^▽^*)
人々が、無意識で行っている多くの行動。意識して観察してみると、暮らしやすい毎日を作るための大きなヒントが見つかることもあるんですね。
今回の「ひろまるコンロ」も、その1つ(・v・)
大阪ガスはこれからも、行動観察を通じて、さまざまな分野で皆さまのお役に立てるようがんばっていきます♪
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