大阪ガスは、米国スタートアップ企業であるGrowing Energy Labs, Inc.(以下、Geli)と共同で、蓄電池の最適運用に関する実証を日本において行うことに合意し、8月から当社保有の実験集合住宅 “NEXT21” 及び今津グラウンドにおいて、蓄電池を利用した経済性向上に繋がる新サービスの実現に向け実証試験を開始します。
Geliは分散電源等の制御用ソフトウェア開発企業で、“蓄電池の制御” に強みを持っており、米国・豪州において、これまで大型の電源で行われてきた電力系統の需給バランス調整を、多数の蓄電池で構成したVPP(※1)で実現するプラットフォームを提供しています。
今後日本においても、家庭用の太陽光発電(以下、PV)の固定価格買取期間終了に伴って家庭用PV電力の自家消費ニーズが高まり、蓄電池の活用が広がっていくことが予想されます。
“NEXT21” においては、PVと蓄電池を効果的に組み合わせ、経済性の向上と系統の需給バランス調整の両立の検証を、また今津グラウンドでは、業務用・産業用のお客さまニーズを想定し、蓄電池を用いて、受電のピークカットと系統の需給バランス調整の両立の検証を行う予定です。
これからもDaigasグループは、オープンイノベーションやデジタル化の推進などイノベーションに向けた活動をより一層推進し、暮らしやビジネスに役立つ新たなビジネスモデルの構築・サービスの提供を目指してまいります。
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(※1)Virtual Power Plantの略。 分散電源等により拠出される供給力・調整力をアグリゲータと呼ばれる事業者が束ねて活用すること。
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