万一の停電への備え、できていますか?
部屋は真っ暗、スマートフォンは充電切れ、テレビもつかない…そんなときに役立つのが、大阪ガス通信でもおなじみの家庭用燃料電池「エネファーム」の自立運転機能付タイプ♪
普段は発電、給湯の仕事をしながら、停電発生時には自立運転し、専用コンセントから電源も供給する働き者です(・v・) 開発担当者にエネファームの開発にかける想いを聞いてきました☆
家庭に届く天然ガスを使って発電し、電力をまかなうだけでなく、発電時に生じる熱を使ってお湯をつくりだすこともできる「エネファーム」♪
ガスから取り出した水素を空気中の酸素と結び付けて電気を作るエネファームの発電原理は、自動車メーカーが次世代車として開発を進める燃料電池自動車と同じ。これをいち早く家庭向けに実用化しました(・v・)
「導入するだけで、意識することなく効率よく省エネを実現できるシステムです」と開発担当者は話します☆
この「エネファーム」に「自立運転機能」が加わることになったのは、東日本大震災による計画停電がきっかけでした。夏の暑いときだからこそずっと電気は使いたい。でも、そのために高価な蓄電池を買うのは負担が大きすぎる…。
そんなお客さまの気持ちを思い、エネファームがつくりだす電気を停電時に使うことができないだろうか、と考えたのです(*^▽^*)
ただ、停電時にも運転を続け、電源としても使えるようにするのは簡単なことではありません。
問題の1つは、専用コンセントに1度に大きな電流が通ると、電気が止まってしまうこと。もう1つは、電気製品の中には、その機器の特性上、停電時の電気では、賄えないものがあること。そこで「テレビ、パソコン、扇風機、照明、床暖房、シャワー」など使える電気製品を実際に組み合わせて確認し、その結果を基に、使用例として提案することにしました。
また、停電時に使う電気は、通常流れる電気とは別の道で流さなければいけないという決まりがあります。そこで、停電状態をどのように感知し、すぐに別の回路に電気を流す方法を新たに考え出しました。
「どのような機能が加わればユーザーにとって便利か、使いやすいかを常に想像して改良を考えています」と開発担当者。
そのときに強みとなるのが、「私たちは開発の立場として、お客さまと直接かかわっている営業担当者の声を聞ける立場にあること」だと言います。
最新のエネファームにおいても、スマートフォンを使ってリモコンと同じ操作ができるようにしたほか、発電量や電気使用量をグラフで見やすく画面上に表示できる機能を加えました。「お客さまに使いたいと思っていただけるようこれからもエネファームをしっかりと育てていきたい」との思いで現在も次の開発テーマに打ち込んでいます!
■お客さまの声を満足度向上に!
大阪ガスでは、お客さまからいただいたお声を機器の開発や業務の改善などに活かしています。
今回ご紹介したエネファームも、お客さまのお声を取り入れています。
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