大阪ガスは、製造が安価で、曇天や斜光にも強い新しいタイプの太陽電池「色素増感太陽電池」の材料を開発しています。
「色素増感太陽電池」の変換効率は、最大約10%。これは、現在主流になっているシリコン製太陽電池の3分の2程度ですが、弱い光や斜めからの光を受けた際にもエネルギー変換効率が下がりにくいという特徴や、透明もしくはカラフルな太陽電池を、大量生産可能な「印刷」により製造できるという長所があります。
この特徴を活かして、常に斜めから光が当たる住宅やビルの壁、透明性が必要な窓、カーポートや、モバイルの充電など、今後新たな用途での利用が期待されている製品です(・v・)
そしてこの度、大阪ガスは、この「色素増感太陽電池」の中で、太陽光を電気に変換する性能を左右する材料である「酸化チタンナノ材料」を量産する技術を確立しました!
この技術により、性能が高い材料を、月あたり約50キログラム生産可能に。太陽電池のパネルに換算すると、500平方メートル分に相当する量です。これにより、シリコン製太陽電池に比べ、材料コストを2分の1から4分の1に低減することを目指します!
大阪ガスはこれからも、日々さまざまな分野から研究開発を進め、お客さまにより低コストで環境にやさしい材料や、省エネシステムをご提案していきます。
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