大阪ガス国際交流財団(※)は、助成金や奨学金贈呈のため10月16日から29日にインドネシア、12月5日、6日にマレーシアを、そして助成調印のため12月9日に東ティモールを訪問しました。
インドネシアでは、教育機材、教職員研修、奨学金などの助成を行っている8つの大学・財団を訪問して贈呈式を行い、来年度の計画について関係者と意見交換を実施しました。
マレーシアでは、2016年度は以下4つの助成を行っています。
・教育機材助成としてサラワク州遠隔地の小学校40校に対し、マレーシア教育省と連携して学習用教本を助成
・研修助成としてサラワク州遠隔地小学校教員を対象にレベルアップ研修・小学生参加の学習キャンプに助成
・試験研究助成としてサラワク大学工学部で委員会に選考された13研究テーマに助成
・奨学金助成としてサラワク大学工学部で委員会に選考された12名に助成
今回はこの助成金および奨学生への奨学金贈呈式のため、現地を訪問しました。
マレーシア教育省での会合では、サラワク州の教育プログラムの進捗が報告され、教育計画・調査局長から当財団の支援に対するお礼の言葉をいただくとともに、今後の支援要請がありました。
また、ボルネオ島南部にあるサラワク大学を訪問し、試験研究助成金と奨学生12名それぞれに奨学金を贈呈しました。
奨学生からは、「奨学金は、授業料、教材、寮などの生活費に充てており、なんとか賄えている。この奨学金がなければ、大学を続けることは難しかった。本当に感謝している。」などの言葉をいただきました。
東ティモールは、日本との外交関係が樹立して15年。
当事業は2012年、日本・東ティモール外交関係樹立10周年記念平和年事業に認定され、2013年からJICAと共同して事業を継続しています。
2017年からは助成内容を一部変更し、東ティモール大学(UNTL)の学生30名への奨学金助成を行います。
今回はその3者調印式(UNTL、JICA、当財団)に出席しました。
東ティモールは独立後15年の新しい国であり、産業や教育の人材が不足していることから人材育成が最重要課題となっています。
大阪ガスグループはこれからも、本事業を通じ人材育成に貢献するとともに国際交流の促進を目指して活動していきます!
(※)公益財団法人大阪ガス国際交流財団は、天然ガス産出国である南東アジアなどの地域と相互理解を深めるため、1992年に設立したものです。同財団は内閣府の移行認定を受け、2010年10月より公益財団法人として活動をしています。
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