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近未来の暮らしを体験☆大阪ガス実験集合住宅「NEXT21」を見学してきました♪

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今回の大阪ガス通信では、大阪ガスが居住実験を開始する実験集合住宅「NEXT21」にクローズアップ。編集部スタッフによる見学レポートをお届けします♪

大阪市天王寺区、地下鉄谷町六丁目駅から徒歩5分。住宅や低層ビルが立ち並ぶ一角に、カラフルなステンレスパネルの外壁や大きな窓が印象的な、ちょっと変わったデザインの建物が見えてきました!こちらが「NEXT21」です☆

◆NEXT21って何?
「NEXT21」は1994年に建てられた実験集合住宅で、その時々に合わせたテーマを設定し、大阪ガス社員とその家族が入居し、これまで15年間の“居住実験”に取り組んできました。2013年からは、「環境にやさしい心豊かな暮らし」をテーマとして実験を開始します。今回はその中でも中心となる3つの取り組みについてご紹介します♪

◆効率よくエネルギーをつくり、分け合います
「NEXT21」では、太陽光発電、太陽熱パネル、家庭用燃料電池(※1)などを活用し、電気やお湯をつくります。そして、各戸で余った電気やお湯を住人同士で分け合うことで、効率的なエネルギーの創り方を研究します。

さらに、家庭用燃料電池などを使って、デマンドレスポンス(購入電力削減を目的とした電力消費パターンの変化)の実験も行います。

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写真は、家庭用燃料電池の次世代型プロトタイプ機です。今回、試運転し、なんと発電効率55%(※2)を確認しました。

しかも玄関の横に設置してあるんですよ。コンパクトですね。これからの開発、商品化に期待です♪

◆エネルギーの使用状況を“見える化”
各住戸での発電量や、電気・ガス・水道などの使用量は、HEMS(Home Energy Management Systemの略)という仕組みを使って“見える化”されています。

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さらに今回見学した住戸では、発電量やエネルギー使用状況が分かるだけでなく、タブレット端末でお風呂のお湯はりやテレビの操作など、家電やガス機器を動かすこともできるんです♪

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そのほか、テーブルディスプレイでは、ゲーム感覚で省エネに取り組める「エコオーシャン」アプリなども搭載されています。省エネ行動を達成すると画面の水槽に魚が増えていきます。これなら家族で楽しく省エネできそうですね♪

さらに、単にエネルギーを見える化しているだけではなくて、各居住者へ電気不足が予想される 時間帯の連絡が入り、居住者に節電を促します。

自動的に、家庭用燃料電池などの発電量を最大にして購入電力を減らす取り組みも行います。 商用電源の負荷低減につながり、社会にも優しい取り組みですね☆

◆多様なライフスタイルに対応する住まい・住まい方を提案
「NEXT21」では、エネルギーシステムについてだけでなく、環境にやさしい心豊かな暮らしを実現するために、新たな住まい・住まい方についても検証・提案しています。「人と人のつながりを創出し、環境にやさしく自然と共生する住まい」をコンセプトに、今回改修を終えた2住戸のうち「余白に棲む家」というテーマの住戸についてご紹介します☆

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この住戸のコンセプトは「子どもが集まって自由に行き来できる環境」。住戸内には広い土間があり、住戸外との境界があまり感じられないように設計されています。
住戸内を共用部(外)に開くことで人と人とのつながりを創出する仕掛けです。

そうすることで、通りがかりの子どもがふらっと覗いていったり、土間で勝手に遊んでいたり…!?と、子どもたちが集まりやすい空間がつくられています。子どもたちが自由に楽しむ姿が思い浮かびますね♪

ちなみに、「NEXT21」は、ちょうどその上空が野鳥の飛来ルートに入っていて、屋上や敷地内の木々にたくさんの野鳥がやってきて、羽を休めていきます。どうやら、居住者だけでなく、渡り鳥にとってもやさしい住まいになっているんですね(^ ^)

なお、今回ご紹介した実験集合住宅「NEXT21」の公開見学会は、2013年7月31日(水)まで行っています(土日祝は除く)。ご興味をお持ちの方は、ぜひご参加ください♪

>>「NEXT21」公開見学会の詳細はこちら
(PDFファイルが開きます)

※1 家庭用燃料電池…
「エネファーム」の名称で知られ、クリーンな都市ガスで発電すると同時に、その際に発生する排熱でお湯をつくるので、環境性・省エネ性に優れている。発電時に停電になっても、発電を継続する自立機能を有するものもある。

※2 発電効率…
発電のために投入したエネルギーのうち、何%を電力に変換できるかを値で表したもの。日本の LNG火力発電所の発電効率は約52%(総合資源エネルギー調査会 基本問題委員会 資料) であり、次世代型家庭用燃料電池は火力発電所と同等以上の発電効率を達成している。

2013年6月10日(月)

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