このところ、関西ではとんかつ界隈がアツいんです。ブランド豚を数切れずつ塩でいただく…というしゃれたスタイルも増えていて、ワインとの相性も抜群。もちろん、とんかつといえばソースと白米でワンセット、山盛りキャベツも欠かせない!という勢力も健在。一冊まるごと、とんかつにまつわる美味しいあれこれを詰め込みました!
◆大阪とんかつヌーヴェルヴァーグ
大阪ではマニアックに突き詰めたとんかつ店が躍進中。千林商店街で味わえる、元フレンチシェフの店主が湯せんを利用したこだわりの一度揚げとんかつ。コースはヘレ、ミンチカツ、ご飯セット、ササミ、ロース、ハーブティーの順で提供されます。
精肉店にも引けを取らないラインナップを誇る中津のお店では「最も美味しい瞬間」にこだわり、4部位が時間差で提供されます。締めのとんかつ茶漬けは別腹で!
南船場にオープンしたお店では、サラダ仕立てのとんかつや、高温でカリッと揚げたヒレカツサンドなど、銘柄6種食べ比べでとんかつ尽くしを楽しんでも、翌朝の胃袋に響かない軽やかさが魅力です。
◆奈良には「ぽくぽく」がある。
2011年、奈良にオープンした「ぽくぽく」を営むのは元板前の店主。こちらで楽しめるとんかつ、まずは羽根のようにふわふわとした衣の舌触りが特徴です。衣と肉のハーモニーを目指し、頬張ってから口どけまでの一体感に心血を注いだというとんかつ。この一品を食べるためだけに、奈良まで足をのばしたくなります。
◆洋食店の麗しき一皿
人気の洋食店でいただく「カツレツ」もご紹介。大阪・新町の一角にある洋食店は、デミグラスに頼らないというこだわりを持つ人気店。トマトソースと粒マスタードでいただく豚のカツレツは特に人気だそう。洋食激戦区の神戸には、肉の味噌漬けにヒントを得たという「コチュジャン風」のカツレツをいただけるお店も。ピリ辛の季節の野菜に、思わずビールも進む一皿です。
他にも、「とんかつにはソースか塩か?」を徹底調査したり、関西人にはCMでおなじみの「KYK」でセントラルキッチンの秘密やKYKを使いこなす裏ワザを教えてもらったり。もちろんかつ丼・カツサンドのお店もしっかり網羅!知っているつもりで知らなかった、そんなとんかつの世界が見つかるはずです!
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