大阪ガスは、INPEXさまと共同で、10月15日INPEXが国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から採択された助成事業のもと、都市ガスのカーボンニュートラル化に向けたCO2-メタネーションシステムの実用化を目指した技術開発事業を開始しました。
◆実用化が期待されているメタネーション
メタネーションとは、触媒を介して二酸化炭素と水素を反応させて都市ガスの主成分であるメタン(合成メタン)を生成する方法。
経済産業省が関係省庁と連携して発表したグリーン成長戦略では、2030年までに既存インフラへ合成メタンを1%注入することが目標に掲げられており、今後、合成メタン製造コストの低減、製造設備の大規模化など実用化に向けた技術開発が必要となります。
◆世界最大級の合成メタン製造能力
本事業では、INPEX長岡鉱場内から回収した二酸化炭素を用いて合成メタンを製造する技術開発事業を2024年度後半から2025年度にかけて実施するとともに、製造した合成メタンを同社の都市ガスパイプラインへ注入予定。なお、本事業で開発するCO2-メタネーション設備の合成メタン製造能力は、現時点で世界最大級の規模になります。
大阪ガスは、INPEXさまとともにCO2-メタネーションによる都市ガスのカーボンニュートラル化の早期社会実装に向けて取り組んでまいります。
プレスリリースはこちら
関連する記事