1905年(明治38年)10月19日に “ガス供給” を開始した大阪ガス。
その後、さまざまな領域に事業を拡大し、お客さまに支えられて114周年を迎えることができました。 心から御礼申し上げます。
大阪ガスは、現在の大阪市西区でガスの供給を開始しました。 創業当初、ガスの主たる使用場面は照明でした。 しかし、電球の発明により、一気にその用途でのガスの使用は少なくなり、経営の危機にさらされます。 そんな中、活路を見出そうと開発に成功したのが、台所でのガスの用途でした。
当時の台所というのは、土間にかまどというのが定番でした。 しかも、かまどは非常に神聖な場所であり、かまどを壊してガス機器を設置するということへの抵抗感が大きく、なかなか台所へのガス導入は進みませんでした。
そこで当社は、かまどを大切にするお客さまの気持ちに応えて、かまどを壊すことなくガス火が使える「かまど仕込み用ガス火口」を開発します。 従業員は、ご家庭を一軒一軒まわって、かまどを壊さずにお使いできることや、ガスの利便性を説明しました。
また、ガスの良さを伝えるため、料理講習会なども開催。 本社ガスビル内に料理講習室が開設され、今日の大阪ガスクッキングスクールへとつながっていきます。 台所へのガス導入の後も、お客さまの声をお聞きし、給湯、空調、発電とガスをお使いいただけるシーンを増やしてきました。
Daigasグループには、創業当時からこうしたお客さま起点で考え、お客さまの快適・便利・安心の向上に資するようなサービスをお届けしたいという精神があります。 これからもこの精神を大切にし、お客さまの期待に応え続けてまいります。
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