盗塁には、“スタート”、“スピード”、“スライディング” の『3つのS』が大事! これを知っていれば、盗塁を成功させる確率がグッと高くなります。
今回は、先日優勝した『都市対抗野球大会』でも大活躍だった、大阪ガス硬式野球部の近本光司選手に、盗塁をキメるコツを教えてもらいました!
■ポイント1「投球動作に入ると同時にスタートする」
ピッチャーが少しでも足を上げて投球動作に入った瞬間がそのタイミング。 全投球に対して常にその意識を。 牽制球が来れば一塁へ戻れる意識も同時に持ち、打者へ投球すればそのまま二塁へGO!
■ポイント2「前かがみの姿勢でスピードに乗る」
誰しもスタートきってすぐは前かがみ姿勢なのですが、3歩も行けば上体は上がりがち。 スライディングする直前まで低姿勢を保って走ればタイムが速くなります。 動く歩道を逆走するイメージで練習すると効果的!
■ポイント3「スライディングする距離は短く」
スピードを落とす距離がそれだけ短くなり塁へ早く到達できます。 一般的にはベース手前1.5mのところを1m手前でスライディング。 ベースの向こうにもう一つベースがあると仮定しそこへスライディングするイメージ!
『3つのS』を成功させるには準備が大切です。 相手ピッチャーのクセや配球を知ること。 それは初対戦でも味方が塁に出た時に研究できます。 自分のセーフティーリード+1歩分のリードをとりながら、いつでも一塁へ戻れるよう、スタートと戻る、両方の意識を常に持っておくことが大切ですよ。
近本選手に11月の『全日本選手権』へ向けて意気込みを聞きました!
「大会でも一試合一つは盗塁を決めて、社会人球界の盗塁王を狙います!」
「熱球道場」シリーズには、野球のコツやヒントが満載。 これまでの記事も一緒にチェックしてみてくださいね♪
第1回「トンネルしない捕球法」
第2回「会心のホームランを打つには」
第3回「ストライクをバンバン投げたい!」
第4回「鉄壁守備を誇れる外野手になる!」
第5回「上手い走塁方法」
第6回「コントロールがよくなる投球術」
第7回「バントを決めるコツ」
第8回「三塁コーチャーの役割」
第9回「コリジョンルール導入で変わったこと」
第10回「先発ピッチャーの調整方法」
第11回「クイックモーションを修得するコツ」
第12回「中継プレイで心がけること」
第13回「ボールを遠くへ飛ばすコツ」
第14回「代打でヒットを打つために」
第15回「ピンチでマウンドに上がるリリーフが心がけること」
第16回「変化球を上手く打つには」
第17回「守備の要・キャッチャーの「ワンバウンド処理」
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