皆さま、6月に大阪ガス通信でご紹介した、ガスビルの屋上に突如出現した田んぼのこと、覚えていらっしゃいますか?
「ビル屋上での水耕栽培でヒートアイランド現象をどれだけ緩和できるか」という研究を目的にスタートしたこの実験は、今期で3度目を迎えます。
10月初旬、ついに稲刈りをすると聞きつけ、大阪ガス通信スタッフも現場に駆けつけました!
屋上では、大きく成長した稲が秋風に揺られています♪
稲穂がたわわに実っていますね(*^v^*)
5月に行われた田植えのときには、こんなに細くてか弱かった稲。見比べてみると、その成長に感慨もひとしおです☆
現場にいらっしゃったのは、田植えにもご協力いただいた、熊本大学准教授(元京都大学農学研究科助教)の濱武英先生と、京都大学の大学院生の方。
「これまでの経験に学び、今年は肥料を増やしたため、稲がしっかり根を張っています。それに、今年は雨が少なく天候にも恵まれたこともあり、品質が安定してきました」と濱先生も出来栄えに満足そうです♪
さっそく、稲刈りが始まりました。
と言っても、水耕栽培で育った稲は、土から育った稲を刈るのとは少し勝手が違います。
5月に稲を植えたときには、水の中で稲を立たせるため、まず水槽に金網を張り、その穴に稲の苗を挿し込んでいきました。大きくなった稲は金網にしっかり根を張っているため、簡単には穴から抜けません。
そのため、この金網ごと水槽から引き上げ、その後ペンチで金網を切りながら稲を外していくという作業をします。なかなかの重労働です(゜o゜)
そして、収穫された稲は、雨風のあたらない場所で2週間干します。大阪ガスの社員も作業をお手伝い☆
この稲は、乾燥させたのち、京都大学と共同研究を行う黄桜酒造に運ばれ、お酒に加工することに!
そして、このお酒が出来上がる11月下旬〜12月初旬頃に、今回の研究についての結果報告会と、完成したお酒の試飲会を開催予定です。屋上での水耕栽培によって、ヒートアイランド現象を一体どれだけ緩和できたのでしょう?
こちらもまた追ってレポートしますね!
これからも大阪ガス通信では、大阪ガスの面白い取り組みについてご紹介していきます☆
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