今回は、定年後も地域社会と関わりながら元気に過ごしたい方必見!高齢社会を研究している大阪ガスのエネルギー・文化研究所(CEL)の遠座氏が、研究での知見などを活かし、個人活動として設立されたNPO法人「健康・生きがい就労ラボ」をご紹介します。
◆「健康・生きがい就労ラボ」とは
シニアが無理なく働き、活動できる地域社会の仕組みを創っていくことを目的として活動している団体。兵庫県宝塚市における市民協働の取り組みをきっかけにトライアル活動を実施し、今年4月、活動の範囲を広げてより多くの方々に参画していただくために、特定非営利活動法人格を取得しました。
◆就労トライアルと初心者向けスマホ講座を実施
健康・生きがい就労ラボでは、「働くから健康=健康のために働く」をテーマに、短時間で活動する「プチ就労」の仕組みづくりを開始。実際にトライアルを体験した方から、「生活のリズムができ、お小遣いも入って充実した日が過ごせた」「地域で就労・活躍ができる機会をもらえて生きがいになった」などのコメントが寄せられています。
また、今年6月には初心者向けスマホ講座の企画・運営を実施。講座中、数人ごとに個別対応するチューター役をシニアのプチ就労に位置づけて、シニアのニーズに応えるシニア目線での講座を行い、参加者からも好評でした。
◆LINEを使ったマッチングサービスで地域活動を促進
地域活動を促進するために、LINEでプチ就労、ボランティア活動、イベントの募集状況を調べて応募できるマッチングサービスを試行。来年度の本格運用を目指し、宝塚市ボランティア活動センターなどで9月からテスト運用を開始します。
遠座氏はCELの研究員として、上記マッチングサービスの開発、自治体との協働、NPO法人の取り組みやその実績を研究・分析し、研究成果として社内外に発表することにより、他の自治体やNPOなどに還元し、シニアが若い世代も支える、高齢者も活躍する地域社会づくりを推進しています。
「健康・生きがい就労ラボ」WEBサイトはこちら
エネルギー・文化研究所(CEL)の取り組みはこちら
関連する記事