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ガスビルの屋上で、『いきものモニタリング』を実施☆


大阪ガスの本社、通称「ガスビル」はオフィスビルが建ち並ぶ淀屋橋に位置していますが、その屋上、実は緑あふれる空間になっています。こんな都会のビジネス街で!しかもビルの屋上で、自然が感じられ“いきもの”が見られるなんて、ちょっと驚きですよね。

現在、大阪ガスグループは6月の「環境月間」にちなみ、さまざまな取り組みを行っています。本日は、グループ従業員向けに行われた「ガスビル屋上 いきものモニタリング」の様子をレポートいたします(^^)! 都会の街中でどんないきものと出合えるのか? ぜひ、レポートをご覧ください☆

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当日は、昼休みにも関わらず約50人が集まり、大阪ガスグループの環境保全活動の専門家、関岡先生による解説を聞き、生物多様性について学びました。また、参加者には都会の中でも出合うことのできるいきもの30種が掲載された「まちなかいきものモニタリングシート」が渡され、いきものの観察も行いました。

屋上の庭園は、生物多様性に考慮して造られたという訳ではなく、元々は休憩用として造られました。フジやツツジ、アジサイなど季節の花々の他、樹木や植物を充実させていった結果、さまざまないきものが来るようになったそうです。

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大阪ガスの屋上では、都会の街中でも見られる「ハクセキレイ」のほか、通常は樹林に生息する鳥「メジロ」も見ることが出来ます。近くなら大阪城公園や靱公園などの大きな公園で見ることが出来るそうですが、ガスビルの屋上は樹林も充実しているので、飛来してくるのだそうです。

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屋上には、ちょっとした水辺が作られています。プラスチックの容器に水を溜めて、植木鉢をそのなかに沈めて、草を入れたものです。簡素ですが、このような水辺をつくることでトンボが来て、繁殖するそうです。当日は見られませんでしたが、夏になると「ミソハギ」という濃いピンク色の花が咲く植物も見られます。

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生物多様性への取り組みで大きく変えたことのひとつが、以前は芝生だった部分に「チガヤ」という植物を増やし「チガヤ草原化」を進めたことです。以前は外来種の代表格「セイタカアワダチソウ」が増えていたのですが、チガヤはセイタカアワダチソウと共生しにくいという特性があるため、チガヤに変えたことで生えにくくなったそうです!


また、以前の芝生に比べると手入れも楽になり、約3回分も草刈り代が浮くそう!チガヤはコストパフォーマンスも高く、多様な生きもののすみかにもなる生物多様性に優れた植物なのです。そのため、ガスビルの屋上以外に、泉北製造所などでもチガヤ草原を増やしています。

チガヤは絶滅危惧種が多い秋の七草「オミナエシ」や「キキョウ」などとの親和性が高いため、このような秋の七草が生えるようなチガヤの原っぱを将来的に目指しています。一見ただの雑草が生えた原っぱのように見えたのですが、先生のお話を聞くと実はすごい植物だと知ることができました☆

生物多様性に取り組むことは、持続可能な社会の実現にもつながります。今回の企画は、大阪ガスグループ従業員の生物多様性に対する意識向上と関心を高めることを目的に、一般社団法人 企業と生物多様性イニシアティブ(※)との協働企画として実施しました。

大阪ガスグループは今後も、事業を通じた環境保全活動によって、社会の持続可能な発展に貢献してまいります。

※多様な企業が共同で研究を進めることにより、単独の企業活動のみでは成し遂げられない成果を生み出し、真に国内外の生物多様性の保全に貢献することを目指し、2008年に設立した団体。

※大阪ガス本社の屋上の一般公開は行っておりません。


大阪ガスグループにおける環境月間の取り組みについて

2017年6月15日(木)

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