今回訪れたのは、大阪ガスグループ・リキッドガス株式会社(大阪府高石市)の「低温粉砕センター食品工場」!
ここでは、液体窒素を使って、-196℃という超低温で食品を凍結させ、粉末状に加工しています。
皆さまは、薔薇の花を液体に漬け、カチカチに凍ったものを手で粉々する映像を見たことがありませんか?
あのときに使用している液体が、液体窒素です(・v・)
液体窒素を用いて凍った食材は、細胞レベルで脆くなり、簡単に粉砕することができます。
この日の工場では、柑橘類のライムがパウダーにされていました!(゜□゜)
こちらのライムパウダー、皆さまが一度は目にしたことがあるかもしれないある商品に使われているのですが、なんだと思いますか?
…それがこちら、サントリーの缶チューハイ「-196℃」です!
この商品に、なんと今回訪れた食品工場で粉砕された果実のパウダーが使われているんです♪
缶チューハイと大阪ガスが関係しているなんて、意外ですよね!
低温粉砕にはたくさんのメリットがあるんです☆
変質や劣化が少ない、常温粉砕品よりも風味が豊かになる、栄養分が破壊されにくい、肉や魚・果実のように油や水分の多い食材も簡単に粉砕できる…などなど。
さまざまなメリットを生かし、スイーツや健康食品、調味料などにも、この工場で粉砕された多くの食材パウダーが活用されています(^^)
加工には超低温粉砕装置(リンレックスミル)という機械を使用するのですが、使用中はこのように霜で真っ白になってしまいます!
すごい迫力ですねー!(>▽<)
ところで、大阪ガスグループと液体窒素のつながりとはなんでしょうか?
大阪ガスが、お客さまへ天然ガスを供給するために輸入しているLNG(液化天然ガス)を、気体に戻す作業を行う際、約-160℃の冷熱が排出されるのですが、これは本来、捨ててしまうエネルギーです。
リキッドガスグループでは、「産業ガス事業」を運営しており、私たちの周りにある空気を冷却して、空気中の窒素や酸素を分離し、液体にして製造・販売しています。
この「空気を冷却する」工程に、リキッドガスグループは、捨てられるはずだった冷熱を有効利用しているのです!エネルギーを無駄にしない、エコな取り組みですね(^^)
加えて、液体窒素を他の事業にも利用できないかと考えられたのが、今回ご紹介した食品加工に関わる分野でした。
ちなみにリキッドガスには、オリジナル商品もあるんです。
それがこちら!ごまを低温粉砕し、うまみと栄養がギュッと閉じ込められた「パウダーごま習慣」です☆
完全なパウダー状のため溶けやすく、いろいろな料理に合うので、ごまの栄養を毎日簡単に摂ることができます。
リキッドガスのサイトではネット販売も行っていますので、ご興味のある方はぜひご覧くださいね♪
ガスの供給とエネルギーの有効利用から、いろんな事業が派生するんですね。今回の低温粉砕事業もその一つ。
大阪ガス通信では、これからも皆さまに大阪ガスのいろいろな表情をお伝えしていきます(*^▽^*)
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