都市ガスから水素を取り出し、空気中の酸素と反応させて発電する、家庭用燃料電池「エネファーム」。このたび大阪ガスと大阪ガスマーケティング(OGM)は、「エネファームtype S」に搭載されているコーティング技術の開発で、2021年度電気化学会技術賞(棚橋賞)を受賞しました!この賞は、電気化学分野では最も栄えのある賞になります。
開発をともにしたシミズさまと京セラさまとの共同受賞となったこの技術。発電の心臓部分のセルスタックは700〜800℃の高温で発電しますが、高性能なコーティング材料を均一にむらなくコーティングできる技術の開発により、ステンレス部材である集電材の耐久性を大幅に向上することができるようになりました。開発に費やした年月は、なんと約7年!長年の研究開発の末に、最新のモデルでは55%という世界最高の発電効率と12年の耐久性を実現。「エネファームtype S」のコストダウンに貢献しました。
大阪ガスとOGMは、お客さまの快適な暮らしを実現するより良い製品づくりのために、これからもさらなる技術開発とコストダウンに努めます。
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