最近よく聞く「VR」(仮想現実)。
大阪ガスでは、2004年度より順次各工場(※)へ故障などの異常事象に対応する「訓練シミュレータ(OTS)」を導入しています。2016年にはアニメーション機能を加えて、火災などの重大事故がよりリアルに再現できるシステムにバージョンアップしました。従来は映像の代わりに、事故シナリオに合わせて現場をイメージし訓練していましたが、ガス漏れが火災に発展する様子など、訓練者が臨場感を持ちにくいといった課題がありました。今回のシステムでは例えば消火設備を動作させると、室内に表示されたモニター画面映像上でも消火器が動作し、火が消えるなど臨場感を持って訓練に取り組む事ができるため、学習効果や効率が高まります(^^)
ガス漏れなど工場で起こりうる250種類の異常を組み合わせた訓練が可能です!
この「VR」を使った訓練では、容易に体験できないことを疑似体験し、補完する役割を果たしています。
定期訓練のほか、日々の自主訓練・新しい設備を導入する際の運転訓練・新人教育などにも幅広く活用し、従来の半分の期間で濃密な教育ができるようになり、技術伝承にもつながっています(^^)
これからも、大阪ガスは技能の伝承を大切にし、皆さまの安全・安心な暮らしを支えるよう努めてまいります!
※順次各工場 … 泉北製造所第一工場 → 泉北製造所第二工場 → 姫路製造所
ただし姫路製造所は従来からOTSを導入しており、その後、泉北同様のシステムへ更新。