鉄の5倍強いのに、5分の1の軽さ。
そんな素材があれば、例えば飛行機だって超軽量にすることができ、燃料も少なく省エネに繋がります。以前から「夢の素材」だと言われていた素材の開発に大阪ガスが2014年9月、成功したのです(^o^)
その名は「フルオレンセルロース」。
同素材の発想のベースとなっているのは「セルロースファイバー」。
セルロースファイバーは、紙の主成分であるセルロースを、非常に微細化した(最高で直径3〜4ナノメートル(ナノは10億分の1!))、植物由来の繊維です。
セルロースは、自然界に豊富に存在し、環境負荷も少ないうえに、それを細かく繊維化したセルロースファイバーは、強くて軽いので、プラスチックなどの“樹脂”と混ぜ合わせる強化材として注目されていました。
しかしセルロースファイバーは水となじみがよく、逆に石油由来の樹脂とは“水と油”の関係で混ざりにくいという性質が…。
そこで当社は、大阪ガスグループのコア技術である石炭由来の化学素材「フルオレン」を使うことで、この性質を変えられないかと研究をスタート。
セルロースファイバーに、樹脂との馴染みがよいフルオレンを化学反応させることにより、樹脂と混ざる性質を持つセルロースファイバー「フルオレンセルロース」が誕生しました!
この「フルオレンセルロース」を使えば、天然素材を用いた軽くて強い樹脂が作られる可能性が高まります。今後、飛行機・自動車など、輸送機械の内装などでの活躍が期待されています☆
12月8日(木)〜10日(土)には、東京ビッグサイトで開催される環境とエネルギーの未来展「エコプロ2016」に出展♪
これからも、暮らしとビジネスのさらなる進化にお役にたつ企業グループとして、フルオレンセルロースの商品化に向けて研究開発を進めてまいります!
「エコプロ2016」Webサイトはこちら
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