昨季米大リーグで改訂され、今季から日本球界でも取り入れられている「コリジョンルール」。ホームインを狙うランナーに対して、キャッチャーがブロックしてはならないというもので、テレビの野球中継でも最近はよく耳にします。
では、キャッチャーはどのように守ればいいのでしょうか? 昨季までの守備と比べながら、浅田選手が解説します!
■ポイント1 「ライン上に股がってはいけない」
キャッチャーがランナーをブロックすることは危険行為として禁止となりました。
昨季までオッケーだったキャッチャーが三塁線のラインを股いで返球を待つというポーズだと、今季からはブロックかつ走塁妨害と見なされ、たとえランナーにタッチできたとしてもセーフと判定されてしまいます。実際にプロ野球でもこのルールで勝敗がきまる例が出てきています。
今季から違反行為となるこれらの対策として、ラインの内側に立ちましょう。
■ポイント2 「必ずランナーにタッチする」
昨季までのように、ブロックすることでアウトをとることができなくなりました。
そこで、滑り込んできたランナーの足にタッチが必須です。ただ、ベース上でのタッチだとタイミングが遅く、ホームインと見なされてしまうので、ベース手前でランナーの足にタッチを心がけて。
このとき、体ごとホームベース前でタッチしようとするとランナーをブロックした違反行為に取られかねないので注意します。
■ポイント3 「ホームベース前に立ち、動かずに返球を待つ」
とにかくライン内側、ベース前を定位置として返球を待つことです。ランナーは必ずその横を通るからです。
定位置でタッチすればアウトにできます。
このとき、立ったままタッチをしようとするとランナーに回り込まれますし、逆シングル方向へ返球されると追いタッチとなりやすいので、そうならないように日頃からしっかりと連携プレーの練習をしましょう。
浅田選手は、とても勉強熱心!
コリジョンルールの導入でどのチームもキャッチャーの守備が大きく変わり、その変化に戸惑いが広がる中、チーム内でも対策練習をしっかりしています。大阪ガス硬式野球部の守備はばっちりです!
それでは浅田選手から、7月15日(金)から始まる「第87回 都市対抗野球大会」への抱負を一言!
「どんな場面で起用されても、いつもどおりどっしり構えてピッチャーに安心感のあるリードをしたいと思います。応援よろしくお願いします」
大阪ガスの初戦は7月19日(火)10:30から。対戦相手は東海地区代表の西濃運輸さまです!
これまでの熱球道場も一緒にチェックしてみてくださいね♪
第1回「トンネルしない捕球法」
第2回「会心のホームランを打つには」
第3回「ストライクをバンバン投げたい!」
第4回「鉄壁守備を誇れる外野手になる!」
第5回「上手い走塁方法」
第6回「コントロールがよくなる投球術」
第7回「バントを決めるコツ」
第8回「三塁コーチャーの役割」
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