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泉北製造所第一工場 「2号LNGタンク」撤去

泉北製造所第一工場 「2号LNGタンク」

堺市と高石市にある泉北製造所は、第一工場と第二工場の2つの工場から構成され、海外から輸入したLNG(液化天然ガス)を原料に、大阪ガスが供給する都市ガス生産量の約70%を製造する「大阪ガスの心臓部」ともいえるところ。

今回の工事は、完成から約40年経過した小型のLNGタンク3基を撤去し、大型で最新のLNGタンク建設に集約するという大工事の一環。 2010年から2012年にかけ、「1号LNGタンク」「3号LNGタンク」を撤去し、2015年には世界最大級の「5号LNGタンク」を建設しました。そして今回の 「2号LNGタンク」撤去で本集約工事は最終ステージを迎えます。

ガス業界の方たちが見学に訪れ、建設のプロからも注目が集まるこの工事の作業現場を、大阪ガス通信スタッフが見学へ行ってきました! 私たち編集スタッフも、ヘルメット・安全靴・メガネ・軍手を身につけた “安全第一スタイル” で撤去現場へ。

2号LNGタンク見学


今回撤去される「2号LNGタンク」は、LNG(液化天然ガス)が日本に入ってきたばかりの1970年代に建設されたもの。 泉北製造所第一工場ができて間もない1970年代には素材も構造も違う3つのタンクが建設されていて、その中のひとつがこの「2号LNGタンク」です。

撤去前2号LNGタンク


撤去作業を簡単に説明すると、5ステップ。
(STEP1) タンクを完全に空にする
(STEP2) 内槽と外槽の間にある保冷材を抜き取る
(STEP3) 外槽屋根と歩廊部を撤去
(STEP4) 内槽屋根と歩廊部を撤去
(STEP5) 内外槽の側板撤去

タンクの入口と内部


間近で見るタンクの大きさに迫力を感じながら、完全にLNGが抜かれた空っぽのタンク中へ入ると、ガランとした何もないその空間には、壁から天井まで一面に溶接時に書かれた無数の数字やアルファベットが! また内部の赤い錆について訊ねてみると、解体中で中身が空っぽになったことにより錆びてしまったようで、使用中はLNGで満たされているので問題は無いとのことです。

タンクの内槽と外槽の間


タンクの内槽と外槽の間は、人がひとり入れるほどの空間があり、そこにはLNGの蒸発を抑制するための保冷材が充填されていたのですが、それもすでに抜き取られていました。

訪れた日は、外槽屋根をガス溶断するためのマーキングが行われており、ゴンドラに乗った作業員たちが、このマークにそって溶断していきます。

マーキング作業


ちなみにこちら、撤去された外槽屋根の一部。

外槽の屋根の一部


約40mという高所で行われる作業のため、作業員の安全が何よりも第一。
「安全」の監視は、ドローンで行います! ドローンは2018年に泉北製造所に導入されたばかり。

タンク上部撮影


ドローンの飛行には多くの法律や条例が関わり、適切な操作を行うには専門的な知識と技術が必要です。 大阪ガス泉北製造所では、国土交通省の認定スクールにて「認定ライセンス」を取得した2人のスタッフがドローンパイロットとして活躍しています☆

ドローンパイロット


悪環境化でも飛べる高耐久設計でズーム機能にも優れた産業用のドローンを使えば、安全に飛行する為の十分な距離をタンクと保ちながらも、屋根上で作業を行うスタッフの手元まで確認できます。

コントローラー&位置関係

40年以上、ガスの供給を支えてきた「2号LNGタンク」。 昨年10月から始まった本体撤去工事は、土木・基礎撤去工事を残して、この春完了しました。「2号LNGタンク」は今回でその役目を終えましたが、泉北製造所の歴史はこれからも続いていきます! 大阪ガスは、これからもクリーンエネルギーである天然ガスの安定供給で皆さまの生活を支えてまいります☆

2018年5月10日(木)

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