2011年3月11日
大阪ガス株式会社
大阪ガス株式会社(社長:尾崎 裕)は、子会社を通じて、アラブ首長国連邦(UAE)内のアブダビ首長国において建設中のシュワイハットS2発電造水事業に関し、丸紅株式会社(社長:朝田 照男)が出資している事業会社および保守運転会社の株式を取得することで合意に至りました。当社の持分比率は、事業会社では10%、保守運転会社では25%となります。今回の合意により、当社は発電と造水を一体的に運営する事業(発電造水事業)に初めて参画いたします。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
この事業は、近年のアブダビ首長国の経済成長を背景とした電力・水需要の大幅な増加に対応するために、首都アブダビ市の南西約250kmに位置するシュワイハットに、出力150万キロワットの天然ガス焚き発電設備と日量454,600立方メートル(1億ガロン)の海水淡水化設備を建設し、アブダビ水・電力公社に対して25年間にわたり電力・水の販売を行なうものです。 これらの設備は同首長国の電力供給量のおよそ15%程度、水供給量の10%強を担う予定であり、電力・水供給源として重要な役割を果たすことが期待されています。なお、建設工事は平成20年12月に着工済みであり、本年秋に商業運転を開始する予定です。 今回の合意により、事業会社の持分比率はアブダビ水・電力庁(ADWEA)60%、GDFスエズ(フランス/ベルギー系のエネルギー事業者)20%、丸紅10%、当社(100%子会社の大阪ガスUK社)10%、保守運転会社の持分比率は、GDFスエズ50%、丸紅25%、当社(大阪ガスUK社)25%、となります。 |
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アラブ首長国連邦は、原油埋蔵量、天然ガス埋蔵量が共に世界第5位(主たる輸出先は日本)の世界有数の資源国であり、同国の石油埋蔵量の94%以上が存在しているアブダビ首長国は高い投資格付けを保持しています。また、同首長国は外資導入による公共インフラ事業の民営化・効率化に積極的に取り組んでおり、発電・造水事業はそのモデルケースとなっています。本件についても25年間の売電水契約が予定されており、長期にわたり安定した収益が見込まれています。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
本件は、当社にとって初の発電造水事業への出資であり、中東の発電事業としても初めての参画となります。これまでにも北米、欧州、豪州にて発電事業の拡大を図っており、本件を含む海外発電規模は、出資持分換算で約138万キロワットとなります。当社は今後も、安定した収益が期待でき、培ってきたノウハウを活用しうる海外エネルギーバリューチェーン事業の積極的な拡大に取り組んでいきます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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