2026.06

イベント

【7/3(金)まで】1週間延長しました! 504住戸改修 特別見学会

NEXT21では、「和の居住文化の継承・発展」をテーマに、504住戸の改修を進めてまいりました。伝統的な日本の住まいで培われてきた、自然の力を活かし季節と共に暮らすパッシブデザイン、身近な資源を循環利用するサーキュラーデザイン、そして文化的活動を嗜み快適に過ごせる住空間を現在の都市型集合住宅で目指しています。

部材の再利用を前提とした解体・部材回収時の作業方法、再利用量や環境負荷低減効果等を検証するため、サーキュラーデザインの共同研究により詳細な記録と分析を実施しました。

NEXT21では7月3日(金)までの期間、504住戸もご覧いただける「特別見学会」を実施しています。
ぜひ、ご参加ください。

「特別見学会」お申込みはこちら

NEXT21 504住戸改修
改修テーマ
「和の居住文化の継承・発展」

心豊かな住生活と環境配慮の同時的実現を目指し、最先端の科学技術を追求しつつ、
失われつつある環境親和性の高い和の居住文化を再構築する。

暗号というと大袈裟だが、NEXT21には目に見えない不可視の文脈がたくさんある。
たとえばそれは特殊なグリッドシステム、あるいは設備配管の経路やセントラルヒーティングの名残である巨大な機械室。そして各住戸の旧インフィルや実験の蓄積などなど。
それらは、30余年前に建物本体のスケルトン設計者たちがインフィルの更新を見越して練り上げた最初の土台であり、さらにインフィルが更新するたびに積み重なった地層となって、新たなインフィル設計者の前に立ち現れてきた。
それらはいわば各住戸の「敷地条件」なので意匠の背後にあるものだろうが、504住戸の新インフィル設計者である川島範久は、その敷地条件を可視化してみせた。
たとえば格天井や床の寄せ木のパターンはNEXT21の特徴的な吹き寄せグリッドから導き出され、そこから吊られた鴨居に旧インフィルのユニークな建具が取り付けられている。その材料の再利用は機械室に保管されることで可能だったらしい。住戸内設備も、カナルと呼ばれるスケルトンの設備配管経路を活かしている。
過去の蓄積に敬意を払い継承されてきた暗黙の叡智が、ふたたび目に見えるかたちで声高に宣言されたとすれば、504住戸からNEXT21の新章がはじまる。
(伏見唯/建築史家・編集者)

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