503住戸
風香る舎(ウェルネスZEH)
住戸コンセプト
心身ともに健康で
幸せな暮らし
省エネ・創エネ性を叶えながらも、健康と快適性も実現した「ウェルネスZEH※」住宅です。
各所に無垢材などの自然素材を多く採用し、生活しながら木のぬくもりを感じられる空間に。室内に自然の風が流れ込むように設計したことで、中間期には快適に過ごすことができます。また、集合住宅でありながら、太陽光発電と最新型エネファームのダブル発電による創エネでZEHを実現しています。
※ウェルネスZEH:冬季居室温度18℃以上かつ室間温度差3℃以内のZEH住宅
特徴
省エネルギーと健康・快適性を
両立したこれからの住まい
建築の特徴
・町家のような木造軸組みと建具による続き間プランによって、自由な模様替えを叶えます。
・玄関を「土間縁」と名付けた中間領域ととらえ、人を招き入れやすい空間に。
・食が暮らしや健康の基本ととらえ、キッチンを中心に据えた「コアキッチンプラン」を導入。
・キッチンとそれを囲むリビング+DEN空間が、住まい手ひとりひとりの居場所をつくります。
・収納空間を分散化して、片づけやすくいつも綺麗な住まい空間を実現。
・家事軽減のため、家事室+ウォークイングクローゼットとしてのランドリー室をつくりました。
・手洗い慣行のための独立した洗面スペースは、家族の健康管理ための住まいのキースペースに。
FEATURE01
ウェルネスZEHの実現
家を貫く土間空間―ウチドマ―は、人が集まる場となるだけでなく、室をつなぎ、あるいは隔て、ある時は家の中の空間に、ある時は家の外の空間となります。人が訪れやすい場所となるマエニワは、同時に外とのバッファーゾーンとなります。
FEATURE02
木のある暮らしと健康
ストレス緩和の効果、睡眠の質の向上についての効果を活かすように、地域の無垢の木材を多く採用しました。香りと共に自然素材から感じられるリラックス効果や、天然の木が本来持っている湿度を保つ効果などにより、健康な日々を過ごせる住まいづくりを実現しています。
FEATURE03
自然通風による快適性の向上
安心して開けることができる開口部を南北に設置。防犯効果もありながら中間期(春・秋)には開口部からの風が通風用小窓を通り抜け、心地良い空間を実現します。
自然通風や採光を適度に採用することで、自然と溶け合いながら生活を送る楽しさを住まい手に提供します。
FEATURE04
気流のない空調で睡眠の質を向上
気流によって発生しがちな乾燥や不快感をなくすため、ガス温水床暖房と天井放射冷暖房システムを採用しました。「放射+静流」により部屋の温度分布が均一になることで快適な空間を作り上げ、眠りの質の向上を図っています。
室内環境設計監修
早稲田大学教授
田辺 新一 氏
ZEH実現に向けた手法や自然換気システムや健康に配慮した冷暖房システムのご提案をいただきました。
慶應義塾大学教授
伊香賀 俊治 氏
床温・室温・間取りや適度な木材の採用が健康や睡眠の質に及ぼす影響についてご教示いただきました。
芝浦工業大学教授
秋元 孝之 氏
ウェルネスZEHの概念を作っていただき、シミュレーションにより室内の温熱環境分布や時間変動を確認いただきました。
設計者の想い
木架構の中にできあがる
安らかな暮らし空間
Ms建築設計事務所
三澤 文子 氏
都市の集合住宅の中に、町家や民家のような伝統的木造軸組みを組み上げ、その木架構(骨組)の中に、安らぎのある木の空間をつくりました。その空間の中で、住まい手が安らかに、そして楽しんで暮らしてもらえる「暮らしの場」を、住まい手自身がつくっていける、そんな生き生きとした「木の住まい」になってほしいと思います。冬の温かさ、夏の涼しさ、春・秋の風の爽やかさ、森が育てた木に囲まれ、木の香りを感じながら、四季を「住まい」の中で楽しむことができる豊かな暮らしの実現を願っています。
図面
名称
503住戸
風香る舎(ウェルネスZEH)
改修年
2020年3月(全面改修)
広さ
130.74m²
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