間取り変更実験例
間取りの変更により、建築システムの有効性・施工性等を検証しました。
また、改修毎にその時期の住まいの課題を検討し、住まいの提案を行い、居住後の住まい方を調査しています
402住戸「すこやかな家」→「変身する家」(2025年)
TRANS×HOME 402住戸 ー 暮らす。試す。広がる。ー “変身する家”
賃貸マンション「URBANEX(アーバネックス)」、分譲マンション「SCENES(シーンズ)」を展開する大阪ガス都市開発(株)が、商品企画に盛り込める技術を検証するために、NEXT21の一室で居住実験を実施。
家族構成が変化し、住まい方・働き方が多様化する時代に応えるために、「暮らす。試す。広がる」をコンセプトに、様々な生活スタイルでの住まい方を検証します。具体的には402住戸を3つのエリアに分け、専有部の「コンパクト化」 「可変性」、準専有部の使われ方を検証します。
※大阪ガス都市開発 居住実験特設サイト
「暮らす。試す。広がる。TRANS×HOME[変身する家]」
実験の概要について
108.62m²を3つのゾーンに区画割りし、2世帯が居住される想定
Uゾーンは、「URBANEX(アーバネックス)」をモチーフとし、単身世帯をメインターゲット
Sゾーンは、「SCENES(シーンズ)」をモチーフとし、二人世帯をメインターゲット
Cゾーンは、2世帯が事前予約のうえ、利用可能な共用エリアとなる想定
Uゾーン(27m²)
賃貸マンションを想定したエリア。
多目的に利用可能なベッド、シャワーブース等の設置等により、狭い面積でも広く感じられる住戸を備えた「コンパクトで快適に過ごせる部屋」
Sゾーン(55m²)
分譲マンションを想定したエリア。
可動家具(キャビネット、キッチン作業台等)と可動間仕切りにより、好きな時に好きなところで好きな広さで過ごせる「自分でカスタマイズできる住まい」
Cゾーン(18m²)
ワークスペース・趣味部屋・来客用など、目的に応じて可変できる多目的室。
「準専有部スペース」であり、UゾーンやSゾーンの拡張部屋として利用可能。
リフォーム前
すこやかな家
(108.36m²)
リフォーム後
変身する家
(U:26.54m²,
S:54.64m²,C:17.92m²)
2025年12月 居住実験開始。一住戸を「単身世帯」「2人世帯」と「共有部」の3エリアに分割して検証を行っています。
304住戸「拡大家族の家」→「住み継ぎの家」(2011年)
リフォーム前
拡大家族の家
(83.58m²)
リフォーム後
住み継ぎの家
(83.50m²)
住戸の東西に土間の中間領域を設け、最外壁ラインのガラス戸はアルゴンガス入りLow-Eペアガラスとすることで
断熱性能の高い住戸となりました。
305住戸「アクティブシルバーの家」→「余白に棲む家」(2013年)
リフォーム前
アクティブシルバーの家
(95.40m²)
リフォーム後
余白に棲む家
(87.26m²)
回遊性のある土間が、屋外空間を屋内空間に引き込む住まいとなりました。
403住戸「ハーモニーの家」→「しなやかな家」(2013年)
リフォーム前
ハーモニーの家
(122.46m²)
リフォーム後
しなやかな家
(117.81m²)
スケルトンの床下空間を利用し、南側の露台は足をブラブラと遊ばせながら
座ることができる中間領域となりました。
404住戸・405住戸「3世代ファミリーの家 」→「ウッディハウス」
→「4G HOUSE」/「次世代〈家族〉の家」(2000年/2014年)
リフォーム前
3世代ファミリーの家
(190.15m²)
リフォーム後
①ウッディハウス
(81.51m²)
②次世代<家族>の家
(91.98m²)
再リフォーム後
4G HOUSE
(82.63m²)
大きな一つの住戸を屋外空間を挟む二つの住戸に分割しました。
同時に南側の住戸はまったく新しい間取りに変更し、後に北側の住戸も間取り変更を行いました。
405住戸「次世代〈家族〉の家」可変インフィル変更実験(2003年)
リフォーム前
次世代〈家族〉の家
(91.98m²)
リフォーム後
可変インフィル変更実験
(91.98m²)
中央にある浴室・洗面・トイレを除いて、可動間仕切り・可動システム家具で内装が構成されています。
間取り変更が省資源・短期間で簡易に行える設えを利用し、キッチン・リビング・北側個室、南側寝室の間取り変更を行いました。
501住戸「フィットネスルームのある家」
→「プラスワンの家」(2014年)
リフォーム前
フィットネス
ルームのある家
(91.98m²)
リフォーム後
プラスワンの家
(88.26m²)
立体街路からベランダ側まで土間が引き込まれ、母屋と離れをつなぐ中間領域となります。