2012年3月29日
大阪ガス株式会社
株式会社クリエイティブテクノソリューション
大阪ガス株式会社(社長:尾崎 裕、以下、「大阪ガス」)の100%子会社である株式会社クリエイティブテクノソリューション(社長:大石 修、以下、「OGCTS」)は、お客さまが初期投資を行わずに設備を導入できるエネルギーサービススキーム「EcoWave」※1を活用し、牛乳石![]() |
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大阪ガスグループでは、工場やビル全体のエネルギー利用・水処理などのシステム提案から、資金調達・メンテナンス・運転管理などエネルギー供給に関するあらゆるお客さまのニーズにワンストップで対応するエネルギーサービスプロバイダー事業を展開しています。このたび、その一環として安田工場さま構内にUASB排水処理設備をOGCTSが持ち込み、排水量に応じたサービス料金※3を牛乳石鹸さまから受取る「EcoWave」活用したエネルギーサービス事業を実施します。 | |||||||||||||||
UASBとは、あらかじめ増殖させたメタン発酵菌のかたまりの中へ有機物を含む排水を通して嫌気処理※4をおこない、コンパクトな反応器で有機物からバイオガスを効率的に取り出す排水処理方法です。活性汚泥法などの好気処理と比較して、設置スペース・エネルギー量・汚泥発生量が低減できます。 | |||||||||||||||
牛乳石鹸安田工場さまでは、自然由来の原料から石鹸を製造されており、その製造工程※5からはグリセリン・食塩を主成分とする甘水が排出されます。これまでも甘水からグリセリンを精製し再利用されていましたが、生産量が増加したため新たな甘水の処理方法を検討されていました。 今回、大阪ガスとOGCTSが提案・設計したUASB排水処理設備は、希釈などの前処理を行った後にUASBによる嫌気処理を行うことで甘水に含まれるグリセリンを90%以上分解してバイオガス(メタンガス)を発生させ、構内の蒸気ボイラで利用します。これにより設備導入前と比較して工場でのエネルギー利用量を15%、CO2排出量を16%削減することができます。また、牛乳石鹸さまではバイオガスを利用するコージェネレーションシステムの導入を検討されており、更なるエネルギー利用量、CO2排出量の削減が期待できます。 なお、本事業は経済産業省の「平成23年度 再生可能エネルギー熱利用加速化支援対策事業」に採択されています。 |
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また、「EcoWave」を活用した水処理設備の導入は大阪ガスグループで初めてであり、水処理システムの規模(工事総額 約7億円)としても最大となります。 | |||||||||||||||
大阪ガスグループは、今後もお客さまの様々なご要望にきめ細かく対応し、省エネルギー・省CO2に貢献するエネルギーサービスの提供に努めてまいります。 | |||||||||||||||
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以上 | |||||||||||||||
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