2022年1月11日
大阪ガス株式会社
Daigasエナジー株式会社
大阪ガス株式会社(代表取締役社長:藤原 正隆、以下「大阪ガス」)は、九州旅客鉄道株式会社(以下「JR九州」)と、再生可能エネルギー(以下「再エネ」)電気をJR九州筑肥線(以下「筑肥線」)の佐賀県内の駅舎10か所へ供給することについて合意しました。再エネ電気の供給は本日より順次開始していきます。
なお本件は、Daigasエナジー株式会社*1(代表取締役社長:井上 雅之)が大阪ガスの代理店として、RE100*2の要件を満たす電気料金メニュー「D-Green RE100」を販売するものです。
環境に対する取り組みの重要性が高まる中、RE100やESG経営を目指す需要家が増えています。また、地元の再エネ電源由来の非化石証書*3が付与された電気を使いたいという「再エネ環境価値の地産地消」のニーズも出てきています。そこで本件は、再エネ電源で発電された電気と、Daigasグループが保有する佐賀県の肥前・肥前南風力発電所の属性情報*4を付与した非化石証書を組み合わせた再エネ電気を、佐賀県内の駅舎に供給することで、「再エネ環境価値の地産地消」を実現するとともに、JR九州が目指す鉄道の更なる環境価値向上にも貢献します。
今後、大阪ガスはJR九州と、更なる再エネ電気の供給や再エネ環境価値の地産地消に関する取り組みの拡大を目指します。
Daigasグループは2030年度までに、自社開発や保有に加えて、他社からの調達も含めて、国内外で500万kW*5*6の再エネ電源の普及に貢献するとともに、当社の国内電力事業における再エネ比率を50%程度*6にすることを目指します。
*1: | 大阪ガスの100%子会社 |
*2: | 事業活動で使用する電力の100%を再エネ電気で賄うことを目指す企業群の国際イニシアティブ |
*3: | 非化石エネルギー源に由来する電気の環境価値を証書化したもので、小売電気事業者が調達して供給先に提供することにより、供給先のCO2排出量の削減が認められている |
*4: | 環境価値の由来となった発電所を明らかにする情報で、発電所の名称や所在地、発電方法、発電量、発電時期などが含まれる。非化石証書に属性情報を付与することでRE100の要件を満たす |
*5: | 再エネには、太陽光、風力、バイオマスなどの再エネの固定価格買取制度の適用電源を含む |
*6: | 現時点で、自社開発・保有、他社からの調達を含めた再エネ電源の普及貢献量は約125万kW |
以上