
2020年09月18日(金)
阪本が無四球2安打完封勝利。
3年連続26回目都市対抗出場決定!
大阪ガス先発の阪本投手、日本新薬先発の榎田投手との投げ合いとなった試合が動いたのは六回。青柳選手がレフト前ヒットで出塁すると、1アウト三塁から清水選手の犠牲フライで1点を先制、続く七回にも先頭打者、古川選手がこの回から代わった小松投手からフォアボールで出塁したのをきっかけに、代打山川選手のレフト前ヒットなどでチャンスを広げ、鳥飼選手の犠牲フライで1点を追加した。
阪本投手は、140キロ前半の延びのあるストレートと変化球が冴えわたる好投を見せ、相手打線に2安打を許すのみと完璧なピッチングで完封、3年連続26回目の都市対抗出場を決めた。
橋口監督のコメント
「代表が決まって本当に良かった。今日の阪本は抜群だった。点がとれずジリジリとした嫌な展開だったが、阪本のしまったピッチングのおかげで攻撃面でも突破口が開けた。最後に頼れる選手ということで昨日の試合後のミーティングで『明日は阪本でいく』と宣言したのですが、その期待によく応えてくれた。
今日は好守もあった。本来、うちはノッテくると好プレーが出るチームなんです(笑) 打ち込まれて先制されるとどうしても沈んでしまうが、そういう日もある。だからこそ、今日の試合前はチャレンジ精神忘れず積極的に行こうと激を飛ばしました。その姿勢が代表獲得につながったということ。
今回の予選では悪い面も出たので、送球ひとつ細かなプレーまで見直し、もう一度立て直していきたい。本戦ではもちろん優勝を目指します。うちしか狙えない、2018年都市対抗、2019年日本選手権に続く3年連続日本一という偉業達成を目標に挑みたいと思います」
峰下キャプテンのコメント
「今日はとにかく思い切り行くだけでした。阪本先発は決まっていたので、まずは守りからリズムを作れれば何とかなると思っていました。初打席で3ベースヒットを打てました。前の試合から無失点が続いていたので、この回に得点できませんでしたが、チームに勢いづけられたのではないかと思っています。
セレモニーで盾を手にした感想は…いいもんですね(笑) 今度は黒獅子旗を手にできるようにがんばりたいです。スタンドに姿はなくても、いつも応援くださっているみなさまが僕たちの戦いをちゃんと見てくれていることは感じています。引き続き応援よろしくお願いします。」
阪本投手のコメント
「何としても今日決めたかったんです。(決めることができ)ホッとしています。前回の登板からの反省、修正というよりは、とにかく強い気持ちでいくしかない!と思って臨みました。今日は鳥飼が僕の投げたいボールをどんどん投げさせてくれ、気持ちよくピッチングできました。前半はこちらも得点できませんでしたが、テンポ良く試合が流れた方が自分の投球リズムに乗れるのであまり気にはなりませんでした。僕が粘れば味方もいずれ点をとってくれるとわかっていましたしね。
本戦までにやることですか? ウエイトトレーニングで体を大きくしたものの…もう少し痩せます(笑) スタイルの良い体でキレのあるボールが投げられるようにします!
色々と苦戦しましたが、第三代表として都市対抗出場を決める事ができました。多くの方が僕らを応援して下さっていることは遠くからでも感じています。それを力に変えて本戦までの2ヵ月間しっかりと準備をして、日本一目指して頑張ります」
鳥飼選手のコメント
「初の先発出場に応えられるように、しっかりリードすることだけを意識しました。阪本が前回登板したNTT西日本戦を見ていて、ストレートが少なく、またインコースが攻めきれていなかったように感じていたので、試合前に『今日はストレートも内側もどんどんいくから』と伝えていました。インコースに関しては変化球を上手く使って攻める配球にし、投げ切ってくれました。阪本は僕のサインに一度も首を振りませんでしたから上手くハマったのだと思います。
僕自身、先発で試合に出られていないのには、まだ足りないモノがあるからだと思います。これから本戦までの準備期間に人一倍練習をして、都市対抗一回戦にまた阪本とバッテリーを組めるように頑張っていきます。」