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2026都市対抗野球大会
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2026年09月07日(月)

終盤に反撃
2点差に詰め寄り総力戦で挑むも猛攻実らず


初回、先発・大宮が立ち上がりを捉えられ、立て続けに3点を失う重苦しい滑り出しとなった。直後の攻撃で即座に1点を返し反撃の口火を切ったものの、続く好機を活かせず、流れを引き寄せきれない展開となった。 5回に1点、7回に1点を献上し、リードを4点に広げられ、なおも2死二塁と続くピンチに流れを引き戻したのが、都市対抗初登板となるルーキー・遠藤。重圧のかかる場面で後続を断ってピンチを脱すると、続く8回も打者3人で切る好投を披露、反撃へのリズムを作った。 迎えた8回裏、打線が執念を見せる。先頭の3番・三井が内野安打で出塁すると、代打で送られた補強選手の杉浦(三菱重工West)がライトスタンド中段に突き刺さる2ラン本塁打を放ち、2点差に詰め寄った。なおも続く1死一、二塁の好機に代打攻勢を仕掛け、総力戦で相手に徹底抗戦を挑んだが反撃はここまで。あと一歩及ばず、猛追も実らなかった。

■峯岡監督のコメント 守備からリズムを作るという自分たちの野球を発揮しきれませんでした。 相手打線を当初から警戒しており、ある程度の失点は想定していました。先発の大宮は制球に苦しみながらも、走者を5人背負った初回を3点でよく凌いでくれたと思います。継投後の中盤の失点場面では、相手の狙いすました打撃に対応しきれなかった点が悔やまれます。 攻撃面では、終盤に意地を見せてくれました。しかし、初回に1点を返した後の強硬策や、8回の好機で命じた犠打はいずれも確実に決めて次へ繋げることができず、得点に結びつきませんでした。戦略を含め攻撃が噛み合わない、ちぐはぐな展開にしてしまいました。初回の3失点に、打者陣に焦りが出た面も否めません。 確かな収穫もありました。救援した新人の遠藤が、都市対抗初マウンドで無失点に抑えたことは非常に大きく、最終回を締めた本間もしっかり仕事をしました。野手陣も途中出場の選手たちがきっちりと役割を果たせるようになっており、チーム全体の底上げと成長を実感できました。 今大会でも多くのご声援を本当にありがとうございました。大会での収穫、反省を日本選手権で必ず活かしてまいります。

峰下智弘、「あと一歩」の敗戦を糧に 日本選手権こそ日本一へ


流れを変える1本、反撃の口火を切る1本、チャンスを広げる1本――。誰もが一目置く活躍を見せてきた。だからこそ、最も悔やむのは4回2死一、二塁での打席だった。直前に継投され、相手のデータを頭に入れたが、「逆に入れ過ぎた」。ストレートと変化球の確率が五分五分というデータが頭をよぎり、待つ球を絞り切れなかった。打ったのは、結局ストレート。「打ち損じたし、力負けしました。一番悔やまれます」。 チームは初回のチャンスで1点止まり。勝負どころであと一本が出ないことが、焦りを生んだ。「もう1点もやれない」という外野前身守備の頭上を越された場面もあった。ただ、負けていても簡単には終わらなかった粘りは、今季のチームが身につけたものだと感じている。「あと一歩で勝てる力はついてきた」。最年長として、「表立ったミスだけでなく、細部までこだわっていきたい」もうひと段階の成長を求める。 7月後半からケガ続きで、十分な準備ができないまま迎えた今大会。それでも打席に立ち続け結果を出した。「それがないと自分がいる意味がないし、持ち味はそこなので」。その存在は、チームにとって大きい。 「今季はここまで本当にいい流れで来られている。それだけに日本選手権では、日本一をとりたい」。最年長の視線は、もう次を見ている。

3安打猛打賞も三井健右に笑顔なし 主軸が背負う責任と「秋へ仕上げる」誓い


「勝ちたかったですね。正直、勝ててもおかしくない試合でした」。 初回のタイムリーを含む3安打を放った三井。それでも表情に満足感はなかった。「3本打ったことは、まあ頑張ったかなと思います。でも、試合を勝たせられなかった3番という目線で考えると……やっぱり」。初回、一、三塁の場面で本塁打を打てば同点にできた。「3、4、5番はそういう役割。まして僕はDHですから」。 結果を残しても、今季はずっと違和感がある。「打感が悪いというか。自分が納得、満足している打撃は、まだ一打席もない」と話す。動画を見て「よくこれでヒット打てるな。ひどいな」と思うことさえある。 細かな修正を重ねながら打席に立つ日々。「大会期間中にもそういうことをしているようではダメ。本来は、いい状態を固めて臨んでいるべき」。最後まで反省を口にした。 だからこそ悩むことから逃げない。「思い通りにいかないことの方が多いのが野球。思うようにいかない中で、もがくのが野球」だと思っている。「今年中に何とか、納得の打席を一つでも送りたい。秋には仕上げます」。日本選手権では、もがいた先にある納得の一打席を実現する。

自分の打撃させてもらえなかった橋本典之「ひとつ上の自分」へ


1、2回戦は、センター返しができていた。状態は悪くない。むしろ、調子は良かった。この日も1安打したが、結果は敗戦。「調子がいいだけでは、上にはいけない」。相手のベテランバッテリーに、自分の打撃をさせてもらえなかった。作戦を練って打席に入っても、その上をいく配球で迷わされた。悔しさはありながらも「差を感じました。『これか、この差か』みたいな。負けを認めざるを得ません」。 これまで、自分の状態が良ければ結果が出ると思っていた。「でも、それだけでは上にいけない。試合を読む力が必要。試合巧者にならないと」。一球ごとの戦況を見て動く、ギリギリの球を見極める、ファウルで粘る、崩されてもヒットにする。今日の試合で、今の自分に足りない部分を見せつけられた。 5年目選手として「無心でやるだけではいけない時期」だと感じている。この敗戦は、これまでの自分を一段、先へ進めるきっかけとなりそうだ。「今は、まあまあの期待だと思います(笑)。それを、『何かやってくれるだろう』と思ってもらえる選手に成長していかないと」。苦しいときでも1本打てる、しぶとい1番打者へ。日本選手権で、ひとつ上の自分を見せる。

遠藤翔海、都市対抗初登板で好救援 次大会は先発へ意気込み


5点目を失い、なおも二塁に走者を置く7回表のピンチ。救援としてマウンドに上がったのが、新人の遠藤だ。この場面を無失点に抑えると、続く8回表も三者凡退に仕留め、味方の反撃に向けた流れを作った。 「初戦から毎試合、いつでも行けるようにブルペンで準備していました」 都市対抗初マウンドにも物怖じしない投げっぷりを見せたが、それもそのはず。立命館大学時代から火消し役を何度も経験しており、本人にとっては「やっと自分の番が来た」と余裕すらあった。 コーナーをつく制球力に加え、先発、救援もこなせる器用さが持ち味だ。この日も丁寧に投げて打ち取り、「仕事はできた」と振り返る一方で、「まだまだコースが甘かった」と反省も口にする。 大応援団の前で投げ切った経験を糧に、見据えるのは次の舞台だ。「日本選手権では先発で投げたい」と意気込む。頼もしい一枚が、新たに加わった。