2026年08月31日(月)
9回二死からの大逆転サヨナラ勝ち!
清水の劇的満塁弾で勝利を掴む
清水の劇的満塁弾で勝利を掴む
9回二死、走者なし――。絶体絶命のピンチから、歴史に残る大逆転劇が生まれた。8回までリードを守りながらも9回表に逆転を許すと、その裏の攻撃はあっさり2アウトに。「ここまでか」。誰もがそう思った状況にも、選手たちは集中力を切らさなかった。
「ただ、自分まで回してくれ」と祈っていた――劇的弾を生んだ清水聖也の集中力 反撃の口火を切ったのは、2番・峰下。相手投手の球を鋭く弾き返し、ライト前ヒットで出塁すると、3番・三井も「後ろへつなぐ」意識でライトへ運び、一、三塁とチャンスを拡大、相手バッテリーにプレッシャーを与える。続く打席には代打の戸高。プレッシャーがかかる場面にも相手の誘い球に乗らず冷静にボールを見極め、価値ある四球を選ぶ。この最後の投球が暴投となる間に、三塁走者、峰下がホームへ生還、1点差へ詰め寄る。なおも一、三塁の場面で、5番・山川もじっくり球を見極めて四球を選び、ついに満塁に。 お膳立てが整い、打席に入ったのは6番・清水。「みんなが気持ちでつないでくれたので、絶対に打ってやろう」。両チームの応援が最高潮に達する中、高い集中力を持って入った打席。相手が投じた初球を迷いなく振り抜き、快音を響かせた。高々と上がった打球は、そのままレフトスタンドへ。起死回生の逆転サヨナラ満塁ホームランとなった。ゆっくりとダイヤモンドを周る清水を、喜びを爆発させたナインたちがホームベース上で迎え入れた。
■峯岡監督のコメント
選手たちが最後まで集中力を切らさず、よく戦ってくれました。 9回裏は峰下の出塁から、それまで無安打だった三井が繋ぎ、代打の戸高は相手が振らせにきたワンバウンドの変化球をよく我慢して四球を選びました。峰下が生還した時、勝利を予感しました。続く山川も打つ気配を見せながらも、難しい球には手を出さず四球を選んで満塁とし、清水へと繋ぎました。全員が集中していたからこそ成し得た攻撃であり、昨年とは違う、今年のチームの強みだと感じています。 清水は瞬発力のある打者です。特に今季は勝負どころで結果を出してくれているので、ホームランが出るかもしれないという期待がありました。あの場面で清水に回ってきたのは運もありそうですが、各選手が意図した通りの動きを見せて繋いだ結果であり、まさに自分たちで勝ち取った勝利です。
「ただ、自分まで回してくれ」と祈っていた
劇的弾を生んだ清水聖也の集中力
今季の清水は、持ち味である勝負強さにさらに磨きがかかっている。「気持ちが高ぶれば高ぶるほど集中力が研ぎ澄まされ、動きにキレが出てくるのが自分の特性」と自己分析する。「クリーンアップが作ったチャンスを得点に繋げるポイント」として6番に起用していた監督の期待に、見事な一振りで応えてみた。
試合後、峯岡監督と熱い握手を交わしながらも、「まだ一つ勝っただけですから」と表情を引き締めた。劇的勝利の余韻のなか、その視線はすでに次戦を見据えている。











