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2026都市対抗野球大会
次回試合

2026年09月04日(金) 14:00〜
vs 三菱重工East
(会場:東京ドーム)

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レポート

2026年08月31日(月)

9回二死からの大逆転サヨナラ勝ち!
清水の劇的満塁弾で勝利を掴む


大阪ガスが、終盤までもつれたシーソーゲームを制した。2点を追いかける9回裏、怒涛の粘りで満塁とすると6番・清水が初球を捉え逆転サヨナラ満塁ホームランを放ち、劇的な幕切れで初戦を飾った。


9回二死、走者なし――。絶体絶命のピンチから、歴史に残る大逆転劇が生まれた。8回までリードを守りながらも9回表に逆転を許すと、その裏の攻撃はあっさり2アウトに。「ここまでか」。誰もがそう思った状況にも、選手たちは集中力を切らさなかった。
「ただ、自分まで回してくれ」と祈っていた――劇的弾を生んだ清水聖也の集中力 反撃の口火を切ったのは、2番・峰下。相手投手の球を鋭く弾き返し、ライト前ヒットで出塁すると、3番・三井も「後ろへつなぐ」意識でライトへ運び、一、三塁とチャンスを拡大、相手バッテリーにプレッシャーを与える。続く打席には代打の戸高。プレッシャーがかかる場面にも相手の誘い球に乗らず冷静にボールを見極め、価値ある四球を選ぶ。この最後の投球が暴投となる間に、三塁走者、峰下がホームへ生還、1点差へ詰め寄る。なおも一、三塁の場面で、5番・山川もじっくり球を見極めて四球を選び、ついに満塁に。 お膳立てが整い、打席に入ったのは6番・清水。「みんなが気持ちでつないでくれたので、絶対に打ってやろう」。両チームの応援が最高潮に達する中、高い集中力を持って入った打席。相手が投じた初球を迷いなく振り抜き、快音を響かせた。高々と上がった打球は、そのままレフトスタンドへ。起死回生の逆転サヨナラ満塁ホームランとなった。ゆっくりとダイヤモンドを周る清水を、喜びを爆発させたナインたちがホームベース上で迎え入れた。

■峯岡監督のコメント
選手たちが最後まで集中力を切らさず、よく戦ってくれました。 9回裏は峰下の出塁から、それまで無安打だった三井が繋ぎ、代打の戸高は相手が振らせにきたワンバウンドの変化球をよく我慢して四球を選びました。峰下が生還した時、勝利を予感しました。続く山川も打つ気配を見せながらも、難しい球には手を出さず四球を選んで満塁とし、清水へと繋ぎました。全員が集中していたからこそ成し得た攻撃であり、昨年とは違う、今年のチームの強みだと感じています。 清水は瞬発力のある打者です。特に今季は勝負どころで結果を出してくれているので、ホームランが出るかもしれないという期待がありました。あの場面で清水に回ってきたのは運もありそうですが、各選手が意図した通りの動きを見せて繋いだ結果であり、まさに自分たちで勝ち取った勝利です。

「ただ、自分まで回してくれ」と祈っていた
劇的弾を生んだ清水聖也の集中力


「どうにかして、自分まで回してくれ」 清水は、本気でそう祈りながらチームメイトの打席を見つめていた。仲間が気持ちで繋いでくれた絶好のチャンス。「良いイメージを持って打席に入ることができた」と語る通り、相手投手が投じた初球、インコース低めの難しいストレートに迷いなく体が反応した。 捉えた瞬間、「バットがボールを噛んだ」ような確かな感触が手に残り、放たれた打球はレフトスタンドへ吸い込まれていった。スタンドへ入る瞬間は見届けたものの、そこから先の記憶はあまりない。「三塁ベースを回るとき、加嶋コーチがものすごく喜んでくれていて嬉しかったです。ホームへ帰るとみんなが待っていてくれて、自分も興奮して誰が誰だかわからなくなっていましたが、とにかく身を任せて歓喜に浸りました」

今季の清水は、持ち味である勝負強さにさらに磨きがかかっている。「気持ちが高ぶれば高ぶるほど集中力が研ぎ澄まされ、動きにキレが出てくるのが自分の特性」と自己分析する。「クリーンアップが作ったチャンスを得点に繋げるポイント」として6番に起用していた監督の期待に、見事な一振りで応えてみた。
試合後、峯岡監督と熱い握手を交わしながらも、「まだ一つ勝っただけですから」と表情を引き締めた。劇的勝利の余韻のなか、その視線はすでに次戦を見据えている。

開幕マウンドを託された大宮隆寛
被安打2の力投が呼び込んだ大逆転劇


昨年に続いて初戦のマウンドを任されたエース・大宮隆寛。8回途中まで被安打2、1失点と試合を作り、大逆転劇の土台を築いた。 初戦の緊張もあり「地に足がつかずリズムに乗り切れず」、制球に苦しみ走者を出す場面が何度かあったが、「悪いなりに粘れたのはよかった」と振り返る通り、被安打2と決定打を与えず、最少失点に抑えました。 圧巻だったのは、勝ち越した直後の7回表。2者連続四球でピンチを招くも、ギアを一段上げて最後の打者を空振り三振に切って取ると、思わずガッツポーズが飛び出した。「調子の良し悪しで結果が変わってはいけない」をモットーとするエースの粘りが、9回の大逆転劇へと繋がった。

ルーキー島袋大地、追撃の同点弾!
巧みな観察眼で魅せた頼もしい存在感


1年目の島袋(大)に、頼もしい1本が飛び出した。先制を許した直後の2回裏、追撃となる同点ホームランを放ち、チームの攻撃へ大きな勢いをもたらした。 カウント1ボールからの2球目。「ストライクを取りに来たカーブが甘く入ってきた」という一球を、迷いなく振り抜いた。相手先発・花村投手の優れた制球力に各打者が苦しむなか、初打席でいきなり結果を出した。チェンジアップを振らされている姿を冷静に観察し、体の動かし方やタイミングを整理して打席入社に入った。「自分は7番打者なので、前の6人の反応を見ることができた分、有利でした」と謙虚に語るが、峯岡監督が「選球眼に優れた打者」と評価する持ち味を発揮した格好だ。 大阪ガス硬式野球部の一員となり、「こんなにレベルの高い野球をするのは初めて。すごい先輩たちに囲まれています」と話すが、1年目にしてレギュラーを掴み取る実力の持ち主だ。 次戦では、打撃センスはもちろん、二塁手としての守備や50メートル5秒9の足も見どころ。「(同期の)田村(剛平)や遠藤(翔海)に注目が集まるのも悔しいので」と覗かせた負けん気が、より頼もしさを感じさせる。