4月22日に東ティモール国立大学(UNTL)にて、当財団からの奨学金の贈呈式が開催され、瀨戸口哲夫理事長と加藤浩嗣専務理事が参加しました。
贈呈式の前日にフランシスコ教皇の逝去という、敬けんなクリスチャンが多い同国にとって大変重たい知らせが届き、式の開催が危ぶまれました。しかし日程変更も難しいことから、出席者は例年より少なかったものの、マルティンス学長、木村在東ティモール日本国大使、福森JICA東ティモール事務所長などに参加いただき無事に開催されました。
今回から、同大学工学部大学院生も奨学金の対象となるなど、一部変更があったことを踏まえ、式の冒頭にザビエル副学長から変更内容と、今回の奨学生選択経緯について説明があり、各来賓から祝辞が述べられました。
瀨戸口理事長は、奨学生の方々に対し、東ティモールの将来への貢献の期待を添えて祝意を伝えられ、現地語で挨拶された際には、参加者から強い反響がありました。
続いて、奨学生一人ひとりに奨学金贈呈書が手渡されたあと、奨学生代表3名から決意表明がなされました。
いずれも気持ちのこもった決意表明でしたが、特に今年度から対象となった大学院生の代表からのコメントは、国の置かれた状況とその中での自分たちのすべきことを示す、責任感あふれるものでした。
2025年度は15,000ドル(約220万円)を助成し、2012年に東ティモール国立大学への助成を開始して以来の奨学生は累計340名となりました。
奨学生へ贈呈書を手渡しする瀨戸口理事長 |
マルティンス副学長より歓迎のごあいさつ |
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奨学生の代表者からの感謝のスピーチ |
助成に関する覚書調印 |
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贈呈式への参加者との記念撮影 |
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