4月25日、東ティモール国立大学(UNTL)で、奨学金贈呈式が開かれ、現地へ赴いた瀨戸口 哲夫理事長と加藤 浩嗣専務理事が参加しました。新型コロナウイルスの影響により、当財団から贈呈式への現地参加は3年ぶりとなります。
当日、会場となった同大学ヘラキャンパスの講堂には30人の奨学生とそのご家族、ゴメス副学長をはじめとする同大関係者に加え、ソアレス石油鉱物資源大臣、グテレス教育科学文化省局長、木村在東ティモール日本国大使、JICA東ティモール事務所からの代表など、多くの方がお祝いに駆けつけてくださいました。
式典は、大学側による選考結果報告、挨拶に続き、大臣、局長から、当財団への感謝と奨学生への期待を示されたコメントがありました。
瀨戸口理事長は挨拶で、東ティモールの持続的発展のためには人材育成が不可欠であることとの見方を示し、奨学生の皆さんの国の発展への貢献を強く願っており、当財団の助成がその一助になることに期待していると述べました。
続いて、奨学生一人ひとりが壇上に上がり、奨学金贈呈書を受け取りましたが、今年度の贈呈者は副学長だけではなく、大学関係者、来賓、そして瀨戸口理事長を含む当財団関係者からも贈呈され、式は笑顔があふれる温かい雰囲気に包まれました。続いて、奨学生代表からの感謝のコメントがありましたが、その内容は、当財団を含む関係者、そして家族への感謝に始まり、自国の将来、そして自分たちの貢献への気持ちをしっかりと伝える、心のこもったスピーチでした。
東ティモール国立大学へは2012年に助成を開始し、2022年度は累計15,000ドル(約200万円)を助成しています。
同大学の奨学生は累計で260人となっており、2023年度も同様の助成を予定しております。
ごあいさつをする瀨戸口哲夫理事長 |
木村大使より奨学生へ贈呈書を手渡し |
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奨学生の代表者による感謝のスピーチ |
奨学生との記念撮影 |
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