1月11日から3月8日の約2カ月間にわたり、インドネシア大学日本地域研究科大学院生の日本語研修を実施しました。新型コロナウイルスの影響でオンラインでの研修が続いており、日本での開催は3年ぶりとなります。
この研修は、日本語研修に留まらず、日本文化・社会の経験、研究分野の調査などを通じて、日本についての理解を深めていただき、国際親善・相互理解に繋げることを目的とし、当財団の助成によって実施しています。
例年は大学院生2人を受け入れていますが、今年度は来日研修が中止となった昨年度の研修生2人も参加。4人の受入れとなりました。
研修は、独立行政法人国際交流基金 関西国際センターにて、4人向けのプログラムで実施いただきました。
最初の1カ月は大阪の日本語学校に通い、日本語コミュニケーション能力の向上を図りました。
2カ月目は、関西国際センターでの日本語総合学習の受講、家庭訪問や文楽鑑賞・生け花などの日本文化体験、また自分で計画をたてて行う自主研修旅行などさまざまなカリキュラムに臨みました。センターでは、他の研修参加者とも積極的に交流する様子も見られたとのことです。
最終発表会での発表は、研修生それぞれが2カ月間、しっかり取り組んだことが伝わってくる素晴らしい内容でした。
研修終了後のアンケートでは、「日本語の基礎能力向上だけでなくコミュニケーション力もついた」、「すべての活動は将来のために役に立った」、「データの集め方、インタビューやアンケートの仕方など発表会の準備が勉強になった」などの感想があり、自らの将来については、「日本に関わる仕事をしたい」「日本語の先生になりたい」、という希望も見られました。
インドネシアへ帰国後も、この研修の経験を活かしてもらえることを期待しています。
大阪ガス国際交流財団は、国際親善、相互理解のさらなる深化を目指し、次年度もインドネシア大学大学院日本語研修を実施する予定です。
関西国際センター前の研修生たち |
初めてのたくさんの雪にとても嬉しそうな様子 |
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ガス科学館見学後の記念撮影 |
京都研修旅行での友禅染体験 |
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最終発表会の様子 |
最終発表会を無事終了しほっとした笑顔の研修生たち |
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修了式 関西国際センターのみなさんと |
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