大阪ガス 国際交流財団は、今年度もインドネシア大学日本地域研究学科大学院生2名への研修助成を実施しました。
研修生に選ばれた2名は、独立行政法人 国際交流基金関西国際センターで実施される専門日本語研修(文化・学術専門家コース)に参加。例年は夏期に2カ月程度来日しての研修ですが、今年度は新型コロナウィルス感染拡大の影響により、夏期の「日本語オンライン研修」と、冬期の「訪日専門活動」を組み合わせての実施予定でスタートしました。
オンライン研修は予定通り2021年7月20日から9月10日の53日間に渡り実施。1週間に2〜3日のZoomでのライブレッスンに加え、オンラインで実施可能な文化体験(和太鼓)などの授業も開催されました。
本研修では日本に関する研究テーマを自ら設定し研究を行います。研修生2名は、研究報告会にて各自の研究テーマについて自信をもって発表と質疑を行い、担当講師より、非常に精力的に取り組んだと評価されました。また、他の研修生との交流も非常に積極的で、メンバーと良好な関係も築くこともできました。
参加者が世界中の多地域にわたり、受講の現地時間帯が異なっていたため、毎回オンライン授業のスタート時には「おはようございます!こんにちは!こんばんは!」と3種類のあいさつをしていたというエピソードもありました。
このオンライン研修に続いて2022年1月から開催予定だった訪日研修は、残念ながら新型コロナウィルス感染の拡大により中止となりました。
11月8日にはインドネシア大学で贈呈式および研修生との懇談会が開催。当財団からは現地スタッフが代理出席し、「本研修で大きな成果を挙げ、大学やインドネシアの発展、日本とインドネシアをはじめとする国際交流に貢献される人財に育ってほしいと期待しております」と、瀬戸口理事長からの言葉を伝えました。
地域研究科責任者のムサデック教授からは、長年にわたる助成への感謝が伝えられ、研修生からは「訪日できないのはとても残念だが、オンライン研修はとても役に立ったし、いい思い出ができた」との感想が述べられました。
この他、研修生と適宜WEBミーティングを行い、情報交換やヒアリングなども行い、相互理解を深めました。
財団では、来年度も引き続きインドネシア大学大学院生の日本語研修を実施予定です。来年度は訪日で研修が実施され、研修生に実際に日本や日本の文化に触れていただけることを期待しています。
最終発表会で開会のあいさつをするベビーさん | 最終発表会で発表するムムトさん |
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オンラインでの文化体験(和太鼓) | オンラインでの閉講式 |
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インドネシア大学での懇談会の様子 | 贈呈式・懇談会後の記念撮影 |
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インドネシア大学地域研究科の皆さんとの Webミーティング |
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