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レポート

2025年09月02日(火)

投打かみ合い信越クラブに快勝!
4年ぶり初戦突破!


3年ぶりの本大会出場となった大阪ガスは、投打がかみ合い、信越クラブを相手に4-1で快勝。4年ぶりに初戦を突破した。

大阪ガスは初回、2死から3番・橋本和樹選手(日本新薬)、4番 清水聖也、5番 戸高誠也の連打で先制の2点を奪う。1点を返された直後の2回裏も、1番 橋本典之のタイムリーで、すかさず1点を追加。さらに5回には、JABA大会で抑え込まれていた相手の3番手 松田賢大投手(バイタルネットからの補強)から6番 三井の2ベースで貴重な追加点を奪い、ダメ押しした。
投げては、エース大宮隆隆寛が1失点で完投。丁寧にコースを突き、相手打線に反撃の隙を与えず、わずか101球で試合を締めた。
スタンドには久々の初戦突破に沸く観客の声が響き、チームの躍動を象徴するかのような一戦となった。

不動の4番・清水選手 初戦から先制打で牽引


不動の4番が、初戦からチームを勢いづけた。清水聖也選手が初回2死三塁から先制の二塁打を放ち、流れを呼び込んだ。初球、甘く入ってきた変化球を逃さず振り抜いた一打だった。 「橋本和(日本新薬)が出てくれて、初球からゾーンに来たら振ろうと決めていました」。打球はレフト線を襲い、一塁走者の橋本和選手が先制のホームを踏んだ。清水選手も送球間に三塁へ進み、続く戸高選手のセンター前ヒットで2点目を挙げた。 「都市対抗の初戦はロースコアになりやすい。先制できて嬉しかった」と振り返った。その後も5回、2死から右前打で出塁すると、三井選手の適時打でホームを踏み、リードを広げた。 「三井や山川のように本来クリーンアップを打つ選手が6、7番にいる。つなげば後ろが何とかしてくれる」と語るが、不動の4番としての存在感は際立っている。スコア以上に、相手に圧力をかける働きだった。 「勢いに乗れるいい試合になりました。自分たちに怖いものはない。次戦もできる準備をすべてして臨みたいです」と力を込めた。

101球で躍動 大宮投手が完投勝利


9回をわずか101球、1失点に封じた。相手打線をまともに振らせず、テンポの良い投球で成す術を与えなかった。 「試合をつくることをテーマにマウンドに上がりました」。その言葉通り、ラインをずらさず丁寧にコースを突き続けた。初球ストライクで主導権を握り、相手の早打ちも手伝い球数は伸びず。最後まで球威が衰えないまま投げ切り、スタミナが十分あることも証明した。 2回までは浮足立っていたと振り返る。それでも7回を終えた頃には完投を意識できるほどの安定感。「後ろにいい投手はいるので、初回から飛ばしました」と語る。 好投の背景には、準備の積み重ねがある。夏場のオープン戦では直球の力強さを欠いていたのを見直し修正。2週間前から状態を上げ、押せるストレートを取り戻していた。「今日も序盤から押せていたので、これはいける」と振り返った。 配球も冴えた。直球で押しつつ、ボールを動かしてゴロを打たせるなど、長打を許さない組み立てで攻め抜いた。 「5戦すべてに投げるつもりできました」。2回戦は中2日、投球数も少ない。絶対的エースとして3年ぶりに大阪ガスのユニフォームで戻ってきた東京ドームで、次戦も躍動を誓う。

勝利への執念 戸高選手が初戦で存在感


初回、2点目のタイムリーを放った戸高誠也選手。直球のアウトコース高めを見逃さなかった。「1点よりも2点。清水選手を必ず還す気持ちで打席に入りました」と振り返る。 5回の好機でも、清水選手の出塁をつなぐ右前打を放ち、ダメ押しの4点目のホームを演出。「これほど多くの観客の前でプレーでき、初めは緊張しましたが、思い切り楽しめました」と笑顔を見せた。
入社3年目の戸高選手は、今年の予選では出場1試合にとどまり、持ち味の長打力を発揮できなかった。悔しさを胸に、夏場のオープン戦で結果を出し続け、本大会前にレギュラーの座を勝ち取った。「予選での出場機会が少なく悔しかった。技術面を見直す必要があると感じました」と語る。 打席までの一連の動作を常に同じにする意識や、結果に一喜一憂しない冷静さが好調を支える。努力の積み重ねが実を結び、初戦での勝負強さにつながった。 本職は捕手だが、「試合に出てこそ」。任された役割でしっかり結果を残す。期待される打撃に応え、さらなる飛躍を誓う。

峯岡監督の談話


大宮が試合を作ってくれたことが一番。相手打線の3番から6番まで長打力があり警戒していが、つけ入る隙を与えず相手監督の采配を封じた。そこにきて完投と、見事なピッチングでチームに勢いをつけてくれた投球だった。

打線も初回からよくやってくれた。相手の先発は予想通りエースの佐渡投手。松田投手のリリーフも想定していた。彼には昨年から何度か対戦し抑えれていたので、序盤で攻略したいと思っていた。その通りできたのが大きかった。特に、2アウトからの得点は相手へのダメージを与えたと思う。清水は、日頃から「一球で仕留める」意識を実践してくれた。戸高は、夏場のオープン戦でチームで一番ヒットを放ち、存在をアピールした。ヒットもそうだが、アウトの内容がいい。どれほど疲れていても、それを口にしない強さもある。今や打線に欠かせない存在と、チームメイトからも思われている。今大会でどこまで伸びるかを楽しみにしている。

今大会の予選後に、初戦への入り方を全員で考えた。夏場のオープン戦期間中、休み明けの試合はすべて、都市対抗の初戦のつもりで戦おうと、選手自らが答えを出し取り組んできた。絶対的な正解はないが、今日の結果で、やってきたことが一旦は正解になった。流れとしては良いと思う

今日も多くの方が応援に来てくださいました。勝って応援してくださる皆さまが笑顔になる、それが一番の喜びです。その笑顔を見るために、一戦必勝で臨むだけです。