大阪ガス株式会社(社長:藤原 正隆、以下「大阪ガス」)は、2021年9月9日に家庭用燃料電池コージェネレーションシステム「エネファーム」の累計販売台数15万台※1を達成しました。エネファーム15万台によるCO2削減量は年間約28万トン※2となり、杉の木約1,995万本※3の植林に相当します。
大阪ガスでは、2009年6月にエネファームの販売を開始して以降、普及拡大を推進するとともに、機能の進化に取り組んできました。2020年4月に発売した「エネファームtype S」は、世界最高水準※4の発電効率55%※5を達成するとともに、本体の耐久性向上や大幅な小型化も実現し、「2020年度 省エネ大賞※6」などを受賞しています。加えて、さらなる利便性や安心をご提供するIoT接続サービス、環境性や経済性がさらに向上する余剰電力買取サービス「エネシェア」など、様々なサービスを拡充し、多くのお客さまにご利用いただいています。
また、近年、台風や豪雨などの自然災害の増加を受け、停電発生時にも自立運転により発電の継続が可能なエネファームのレジリエンス性に対するニーズも高まっており、エネファームを新たに購入される約98%※7のお客さまが自立発電機能付きの機種を選ばれています。
さらに、エネファームは電力系統における供給力・調整力として活用することも期待されています。将来的には、エネファームをエネルギーリソースとしたバーチャルパワープラント※8(仮想発電所)を構築し、電力の系統安定化に寄与することで、太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーの普及促進にも貢献することを目指します。
Daigasグループは、今後もエネファームのさらなる普及拡大により、低・脱炭素社会の実現に貢献し、暮らしとビジネスの“さらなる進化”のお役に立つ企業グループを目指します。
※1 | 大阪ガス受注ベース | |
※2 | 従来システムの「ガス給湯暖房機」を「エネファーム」、または「エネファームtype S」に変えた場合の当社試算値(戸建住宅4人家族想定)。 【従来システム】 ガス給湯暖房機、ガス温水床暖房(リビング・ダイニング)、ミストサウナ機能付きガス温水浴室暖房乾燥機、ガスコンロ、電気エアコン 【エネファーム・エネファームtype S】 エネファーム・エネファームtype S、ガス温水式床暖房(リビング・ダイニング)、ミストサウナ機能付きガス温水浴室暖房乾燥機、ガスコンロ、電気エアコン 【CO2排出係数】 ガス:2.29kg-CO2/m3(当社データ)、電気:0.65kg-CO2/kWh (地球温暖化対策計画[2016年5月閣議決定]の2013年度火力電源平均係数より) |
|
※3 | 杉の木のCO2吸収量原単位=13.9kg-CO2/年・本 (林業白書平成9年より50年杉直径26cm 樹高22m) | |
※4 | 定格出力1kW以下の家庭用燃料電池。(2020年1月末時点の大阪ガス調べ)低位発熱量基準。 | |
※5 | 余剰電力買取をしている場合等、3時間以上安定して定格発電を継続した際の発電効率。上記以外の場合、定格発電効率は54%(総合効率87%)。低位発熱量基準。 | |
※6 | 「省エネ大賞」は一般財団法人 省エネルギーセンターが主催し、国内の産業・業務・運輸各部門における優れた省エネ取組みや、先進的で高効率な省エネ型機器などを表彰する制度。 | |
※7 | 2021年4月~7月末時点、大阪ガス供給エリア内既存住宅の実績。 | |
※8 | 分散電源等により拠出される調整力をアグリゲーターと呼ばれる事業者が束ねて活用すること。 |
■家庭用燃料電池エネファームについて
Webページはこちら
・ICEF2020 Webページはこちら
・省エネ大賞 Webページはこちら
・ジャパン・レジリエンス・アワード Webページはこちら
・エコプロアワード Webページはこちら
■2021年度バーチャルパワープラント構築実証事業について
Webページはこちら
以上