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昭和7年頃から昭和恐慌を脱し、大阪ではモダンな都市文化が花開きました。
近代的な施設や催しに彩られたガスビルのモダンな雰囲気、バラエティー豊かなガスビルの食の楽しみを求めて、
折にふれ多くの方々が家族連れで来館されました。 |

ガスビル8階テラスでの納涼食堂(1933年) |

ガスビル食堂での食事風景(1938年)
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ガスビル講演場で、音楽やヨーロッパ映画などを堪能した人たちのもう一つの楽しみは、ガスビルでの食事でした。
ガスビル食堂の本格欧風料理のほかに、モダンなガスビル喫茶、お寿司や甘党の店などがあり、大いに賑わいました。
昭和11年(1936)には、地下1階にグリルが新設されました。「グリル」は、当時非常に目新しい言葉で、
このグリルの開業によって本格的な洋食をくつろいだ雰囲気で食べることができるようになりました。
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寿司店での食事風景 |
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