2015年11月12日
大阪ガス株式会社
大阪ガス株式会社(社長:本荘 武宏、以下「大阪ガス」)は、実験集合住宅「NEXT21」において、2013年6月から開始した第4フェーズ居住実験の前半約2年間の結果を取りまとめました。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
NEXT21は、近未来の都市型集合住宅のあり方を提案することを目的として、大阪ガスが1993年10月に建設した実験集合住宅です。竣工以来、時代を見通したテーマを設定し、計3回15年間の居住実験に取り組んできました。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
現在実施している第4フェーズ居住実験では、「環境にやさしい心豊かな暮らし」をテーマに、2020年頃までの集合住宅における「エネルギーシステム」および「住まい・住まい方」の2分野の実証実験を進めてきました。 「エネルギーシステム」としては、スマートマンションを具現化する次世代エネルギーシステムの実証を目的に、家庭用固体酸化物形燃料電池コージェネレーションシステム(以下、SOFC)(※1)を用いた電力や熱の住戸間融通、電力需給逼迫を緩和するデマンドレスポンス(※2)対応などの実証実験を行いました。とりわけ、逆潮流(※3)を想定した条件でSOFCを最大活用することにより、31%の省エネおよび51%の省CO2(いずれも逆潮流を想定しない場合から効果倍増)を実現しました。 「住まい・住まい方」としては、今後の多様なライフスタイルに対応する住まい・住まい方の検証・提案を目的に、住戸と共用部、住棟と地域の間に人と人の新しいつながりを創出し、外部の豊かさを享受できる中間領域(※4)を設けるなどの実証実験を行いました。中間領域を設けることで私的空間としてだけではなく交流の場としても使用され、人とのつながりの創出と居心地のよさが実証できました。 その他の実験内容と成果は以下の通りです。 |
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1.「エネルギーシステム」の実験内容と成果 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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2.「住まい・住まい方」の実験内容と成果 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第4フェーズ中間結果の主な内容は、大阪、東京の2会場においてNEXT21第4フェーズ中間報告会(※8)を開催する予定にしています。その際、1994年より開始した居住実験の21周年を記念したシンポジウムも同時開催する予定です。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
大阪ガスは、今後も引き続き、NEXT21での居住実験をはじめ、お客さまのこれからの暮らし方の研究・提案とともに、先進のエネルギーシステムやガス機器・住宅設備の開発・提供に積極的に取り組んでまいります。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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<実験集合住宅「NEXT21」の概要> | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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これまでのテーマ設定 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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参考資料 (1623KB)
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