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プレスリリース

豪州におけるメタネーション事業に関する共同スタディの開始について

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2021年12月23日
大阪ガス株式会社

 大阪ガス株式会社(社長:藤原 正隆)の子会社であるOsaka Gas Australia Pty Ltd(社長:大塚 洋、以下「OGA」)は、このたび、100か国以上でエネルギーインフラ事業を展開するATCO Ltdの子会社であるATCO Australia Pty Ltd(以下「ATCOオーストラリア」)と、豪州でのメタネーション事業の実現可能性調査に関する基本覚書を締結し、共同スタディを開始しました。

 メタネーションとは触媒を介して二酸化炭素(以下「CO2」)と水素からメタン(以下「合成メタン」)を生成する技術です。CO2と再生可能エネルギー(以下「再エネ」)で生成したグリーン水素からメタンを製造することで、ガスのカーボンニュートラル化が実現できます。合成メタンはガスの既存インフラおよび機器をそのまま利用でき、電化が難しい分野への展開も可能です。

 ATCOオーストラリアは、西オーストラリア州を中心にガス配給事業を展開するとともに、豪州国内に2件の天然ガス発電所を保有しています。また、西オーストラリア州において水素に関する事業を複数計画・実施している水素事業開発のリーディングカンパニーでもあり、豪州でメタネーションを実現するために必要なCO2、水素、ガスインフラを保有しています。

 本件で検討する事業イメージは、豪州国内の発電所などの施設や大気中から回収*1した二酸化炭素と、再エネ由来の水素から、メタネーション設備でメタンを合成し、既存の配管を活用して豪州のガス需要に供給するとともに、日本などへの輸出も視野に入れています。
 本スタディにおいては、豪州でのメタネーション実験設備の建設に向け、立地、CO2や水素の供給方法、ビジネスモデルの検討や経済性評価などを2022年中に実施する予定です。

 国内では、株式会社INPEXとの新潟県長岡市におけるメタネーションに関する技術開発事業*2や、より少ない再エネ電力でメタンを合成できる可能性がある革新的なメタネーション(SOECメタネーション)技術の基礎研究*3にも取り組んでおり、2050年カーボンニュートラル実現に向け、国内外でメタネーションへの取り組みを積極的に進めていきます。

 Daigasグループは、2021年1月に発表した「カーボンニュートラルビジョン」のもと、今後も脱炭素社会に貢献する技術・サービスの開発に取り組み、気候変動をはじめとする社会課題の解決に努め、暮らしとビジネスの“さらなる進化”のお役に立つ企業グループを目指してまいります。

*1: 大気中のCO2直接回収技術(以下「DAC」)による
*2: 2021年10月15日「世界最大級のメタネーションによるCO2排出削減・有効利用実用化技術開発事業の開始について ~都市ガスのカーボンニュートラル化を実現する技術の実用化へ~」で公表済
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*3: 2021年1月25日「都市ガスの脱炭素化に貢献「革新的メタネーション」実現のキーとなる新型SOECの試作に成功~水素・液体燃料などの高効率製造にも活用可能な技術の開発~」で公表済
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1.共同スタディの概要

共同スタディの概要

2.事業イメージ

事業イメージ

3.会社概要

会社概要

以上

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Daigasグループの「2050年脱炭素社会実現」に向けた挑戦
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