
頼れる4番打者として、チームを支えてきた清水選手。長年クリーンナップを担う安定感は、健在。本大会でも、そのバットに期待がかかります。
――― 今季は好調をキープ、予選でも勝負強さが光りました。シーズンに向け、どんな準備をされたのですか?
昨年の10月にジャパンの合宿に参加させていただいた時に、もともと違和感があった右足首が限界まできてしまい、コーチやトレーナーと相談して、思い切って手術をしました。思いのほか回復が順調で、開幕に間に合わせられたのは、本当に幸運でしたね。
そんな状態でシーズンに入りましたが、今のところ、波が少なくコンスタントに結果が出せている。そこが自分の強みだと思っているので、それをなくさないよう意識しています。
――― 新しく取り入れたことや、これまでと変えたことはありますか

体重を少し増やしています。体が大きくなると飛距離が伸びますし、打球の質も変わると感じているので。まだ自分に合うベスト体重を探っているところです。
昨年はチームとしても大事な大会を逃し、自分自身も不甲斐ない成績で、さらに手術も経験しました。今オフは改めて体づくりに力を入れ、体重を増やすだけでなくトレーニング量も増やしました。そのおかげか、感覚的に良くて成績も出せていると思います。今も、量は違いますがトレーニングは欠かしません。
――― 昨年の予選敗退を経て、今年はどう戦えたのでしょう?
昨年の予選敗退は、本当に大きなダメージでした。チーム全体が、勝つイメージが持てなくなり、「今の取り組みは正しいのか」と疑心暗鬼になりながら戦うようになっていました。
今年は、グランドに立つのは選手なので、選手が一つになれば何とかなると割り切り、キャプテンの高橋さんが、声やプレーで引っ張ってくれて、そこに副キャプテンの僕と大宮が一緒になって盛り上げて、全員が一つになれました。その結果が、第4代表につながったのだと思います。チームが自信を取り戻すきっかけになりました。
――― 本戦でも4番での活躍を期待してしまいます
大学時代にも4番の経験はありますが、実は3番タイプだと思っています。チーム内には他にも実力ある打者がいる中で、僕を主軸に据えて使ってくださる峯岡監督を粋に感じます。僕にとって4番は、神聖な場所。大阪ガスで4番を張らせてもらう以上は、それだけの責任を感じながらプレーしています。本選でも任せてもらえるなら、しっかり仕事をしたいですね。

――― 大会への意気込みをお願いします

ようやく皆さまに東京ドームで応援していただけます。チームは若返り、初めて大会を経験するメンバーが増えました。その分、フレッシュさとチャレンジャー精神で挑み、一番上を目指します。ぜひ、現地から声援を送って、僕たちを後押ししてください!