
第91回都市対抗野球大会が11月22日に東京ドームで開幕します。大阪ガス硬式野球部の初戦は24日、Honda戦です。現在のチーム状況や本戦での戦い方について、橋口監督に聞きました。
投打のキーとなりそうな選手を教えてください
投手陣では、阪本が軸になるのかな。温水の調子も上がってきているし、どちらとも言えない。JABA伊勢・松阪大会や、残りのオープン戦で見極めていきたい。
打線について相手が一番嫌がるのは、一番・青栁、二番・峰下のコンビでしょう。
ベテラン2人が打てば、自然と若手も勢いに乗っていくだろう。2人には大いに期待したい。また、勝負強い三番・清水も楽しみだし、末包は四番という重圧の中で、1本出れば面白くなってくると思う。そこにきて五番・古川の存在は相手へプレッシャーを与えるはず。古川には、ベスト9に選ばれた昨年並みとは言わないまでも、それに近いバッティングを見せて欲しい。
補強選手に期待しているポイントは

今大会の補強選手は、投手1人(川瀬航作・日本製鉄広畑)、内野手2人(和氣輝親・三菱重工神戸・高砂、西脇雅弥・大和高田クラブ)の計3名。川瀬投手は馬力があり、どんどん投げてくれるだろうから、うちの中継ぎの層を厚くしたくて選んだ。和氣選手は、どこでも守れる守備力を買った。守備力を盤石にするための補強、一方の西脇選手は左打ちの大型選手で、バッティングに期待している。人数が増えたうえでベンチ入りの25名枠を争うのだから、自然と競争力は高まる。現に、各選手から必死さが伝わってきている。チームにとっては非常に良い状況だと思う。
今大会の目標を聞かせてください
もちろん日本一。勝負事はやってみなければわからないが、手応えは十分に感じている。
うちは決して横綱相撲がとれるチームではなく、全員がひたすらにガムシャラとなって戦うのみ。そういう意味では、相手への対策は練るが、自分たちの力を出しきることの方が優先事項だ。それは、全力疾走やフルスイング、バックアップといった、自分たちでできることをしっかりやっていくことの積み上げでしか成し得ないと思っている。だから、途中リードしても、されていても関係なく、どの瞬間にも手を抜かずにプレーするのみ。逆に言えば、それだけ勝てる力があるということ。一度は手にした黒獅子旗。手の届かない場所にあるわけではない。
応援してくださっている皆さまへメッセージをお願いします
現地へ足を運べなくてもライブ動画がありますので、試合の行方をぜひ注目して欲しいです。画面の前でなら大声も出せるでしょう(笑) その声援が我々にも聞こえるかもしれません。そういう後押しは、きっと我々の力になると信じています。どうかご声援をよろしくお願いいたします。
