このページの本文へ移動します。

  • TOP
  • 野球部
  • 陸上競技部
第48回日本選手権野球大会

※現在、試合の日程は
決まっておりません。

監督インタビュー

注目選手

結果速報

硬式野球部トップページ

昨年度大会情報

注目選手

花本選手

予選3試合、全てで打点を挙げる大活躍
若手を鼓舞し、背中で引っ張る花本太紀選手

入社8年目の花本太紀選手。都市対抗出場を逃した自身の責任は重大だった悔やみ、予選では打撃でチームに貢献しました。若手を引っ張る花本選手に、日本選手権大会への意気込みを聞きました。

―― 今回の予選で大活躍でした

都市対抗を落としたうえに、日本選手権まで落とせないので、出場を決められてほっとしています。都市対抗予選までは4番だったのがこの予選では7番でのスタートとなりましたが、何番だからいい悪い、好き嫌いはないので、任された場所でしっかり自分の仕事をするだけだと思っていました。

―― 都市対抗予選敗退の悔しさを糧に結果につなげたわけですね

企業チームで都市対抗や日本選手権に出られないのは、大問題。今年の予選敗退については、4番を任された僕の責任は重大だと思っています。春先から好調だったのに、期待に応えることができなかった自分に悔しいやら情けないやら。前田監督にも本当申し訳なくて、敗退後、なかなか気持ちを切り替えることができませんでした。「この歳になって、まだこんなことをしてしまうか」と、自分を責め続けましたし、かつての先輩方の気持ちがわかりました。

―― それは、どういったことですか?

2017年に予選敗退したとき僕は入社2年目で、先輩方に引っ張ってもらうばかりで、自由にのびのび、気負いなくやらせていただいていました。負けて涙を流す先輩もいたのに、僕は悔しいながらも「ああ、負けたんだ」と淡々としたものでした。チームの中で上から2番目の年代となった今回、同じく出場を逃して、あのとき先輩方がどれほどの思いで戦っていたのかが手に取るようにわかりました。同時に、会社で野球をさせていただいているありがたみを改めて感じました。

―― 今回の予選は相当プレッシャーがあったのでは

花本選手

自分でも驚くくらいに緊張しました。結果が出なければ、野球から身を引く覚悟でしたし、両親にも予選前にそう伝えていたからかもしれません。
チームも崖っぷちに立たされた危機感がありました。全員の意識が変わって、今回出場を決められたのだと思います。

―― 今季は打撃で目立っていますが、要因はどこにあるでしょうか

確かに今季が一番充実していますが、きっと今までにない覚悟を持てているからだと思います。社会人野球といえば、5年目辺りからいつ肩を叩かれてもおかしくないので、僕はいつもビクビクしていましたが、2年前頃から、いずれその時がきたら「もう野球はお腹いっぱいです。満足です。ありがとうございました」と言えるよう、一年一年野球を大事にしようと決めました。そうしたら何にも言い訳せず、今まで以上に前向きに取り組めるようになりましたし、今に集中できるようになりました。それが成績につながっているのかもしれません。すごく幸せなことです。

―― 現在のチームの雰囲気は?

練習試合をこなしながら本番へ向けてレギュラー争いの最中です。シーズンの集大成として、最後にみんなで高め合っているといったところです。京セラドームには大勢の方が来場し応援してくださるし、みなさまの前で結果を残すことが会社への恩返しになることを選手全員がわかっていますから、とにかく今は必死です。

―― 試合中、声援は耳に届いていますか

いつも「こんなにもスタンドが埋まっている」と感激しています。僕は、いつもネクストバッターズサークルで声援を背に受けたとき、腹の底から力が沸き上がってきて武者震いしてますね。おかげで集中力して打席に立てています。僕たちの野球は、応援してくださるみなさまの前でプレーできてこそ価値があるので、本当にありがたいです。

―― ご活躍を期待しています

花本選手

勝負強い打撃をお見せしたいです。覚悟を以て毎打席に挑む姿を感じていただけたら嬉しいです。