最終更新日:2023年10月5日
2020年8月18日
大阪ガス株式会社
日頃より、ガス機器をご愛用いただき、誠にありがとうございます。
下記の〔 〕内のガス機器の設計上の標準使用期間※1は製造から10年です。
この標準使用期間を超え、長期間ご使用されますと、製品の経年劣化が進み、故障の発生や安全性を損ない、発火や火傷等の重大な事故につながる恐れがあります。
〔ガス機器:ガス給湯器・ガス小型湯沸器・ガス温水浴室暖房乾燥機・ガスコンロ〕
ガス機器の経年劣化に伴って事故につながるおそれのある事象、ご使用時のお願いについて、ご案内をさせていただきます。
お手持ちのガス機器にて、次のような事象に気づいた場合は、ご使用をお控えいただき、お買い上げいただいた販売店または大阪ガスへご連絡いただき、点検※2または、修理※2をお受けいただきますようお願い申し上げます。
リモコン等にエラーが表示され、それを繰り返し解除して継続使用したり、火がつきにくい場合に点火操作を繰り返し行うことは、危険ですのでおやめください。
製品の製造中止後、一定の年数が経過すると修理に必要な部品をご用意できず、故障時に修理ができない場合があります。
※1 設計上の標準使用期間とは、標準的な使用頻度で適切に使用・維持管理された場合に、安全上支障なく使用できる標準的な年数のことで、この年数の算出条件は一般社団法人日本ガス石油機器工業会が定めた自主基準を元にしています。
※2 点検および、修理は有償での対応となります。また、点検結果によって修理や買い替えのご提案を実施させていただく場合がございます。
事故につながるおそれのある事象 | チェック項目 |
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●見て気づくこと ![]() |
・本体から水漏れしている ・本体の外装部が変形していたり、ひどく錆びている ・本体の排気口や給気口の周りが黒くなっている |
●音やにおいで気づくこと ![]() |
・本体から異音・異臭がする ・本体から発煙している |
●使用中に気づくこと ![]() |
・エラーが表示されるようになった ・お湯の温度が熱くなったり、ぬるくなったりする ・お湯にならないことがある |
ご使用時のお願い | |
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●シャワーなどお湯の使用時は、手で湯温を確認してから、ご使用ください。 ![]() |
●本体および排気筒の周囲や下部に燃えやすいものや、引火する危険性のあるものを置かないでください。(熱の影響で発火・引火する恐れがあります。) ![]() |
事故につながるおそれのある事象 | チェック項目 |
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●見て気づくこと ●音やにおいで気づくこと ![]() |
・本体の排気口付近がすすで汚れている ・本体から異音・異臭がする ・お湯を止めても本体の中でお湯が沸くような音がする |
●使用中に気づくこと ![]() |
・点火しにくい時や点火時に大きな音がする時がある ・使用中に火が消える時がある ・炎が黄色(赤)くなった ※室内で加湿器を使用している場合、炎が赤くなる場合がありますが、異常ではありません。 ・お湯を止めても火が消えない時がある 〔先止め式湯沸器の場合〕 ・排水チューブの先端からお湯または、蒸気が出ている※ ※水の場合は問題ありません |
事故につながるおそれのある事象 | チェック項目 |
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●見て気づくこと ![]() |
・フロントパネルと天井面との間に著しい隙間がある ・本体に傾き・変形・割れがある ・本体の一部や吹き出し口が著しく変色している ・本体内部から水が垂れてくる |
●音やにおいで ![]() |
・普段、あまり感じたことのない運転音がする ・使用中に異臭(焦げくさい等)がする ・振動が大きくなった |
●使用中に気づくこと ![]() |
・正常にリモコン操作できなくなった ・能力(風量・温度)が弱くなってきた、安定しなくなってきた ・本体を触るとがたつく ・本体が異常に熱くなる ・エラーが表示されるようになった ※ランプが点滅する等、表示方法は機種により異なります。 |
事故につながるおそれのある事象 | チェック項目 |
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●見て気づくこと ![]() |
・本体の外観に錆や腐食がみられる ・部品が外れている ・部品が変形している |
●音やにおいで気づくこと ![]() |
・異臭(ガスの臭い)がする ・使用中に異音がする ・点火時の音が大きくなった |
●点火操作時・使用中に気づくこと |
〔点火操作時〕 ・なかなか点火しない ・炎が大きく上がる ・点火操作のツマミやボタンがグラグラしているまたは、固まって動かない 〔使用中〕 ・途中で火が消えてしまう ・炎が黄色(赤)くなった ※室内で加湿器を使用している場合、炎が赤くなる場合がありますが、異常ではありません。 ・天板が異常に熱くなる ・エラーが表示されるようになった ※液晶表示部にエラーコードを表示したり、ランプが点滅したり等、機種により異なります。 |
多量の煮こぼれや吹きこぼれがコンロの内部にくり返し侵入すると、本体内部の腐食が進み正常に作動しなくなることがあります。また、ガス通路部の腐食が進んだ場合、ガス漏れによる事故に至る可能性もあります。
予備ガスコンセントにガスコードを取り付ける際は、接続口や接続具の内側に異物が噛みこまないようご注意ください。異物の噛み込みが原因でガスが漏れ、重大な事故につながる恐れがあります。
予備ガスコンセント付ガスコンロの例
接続具のゴミ付着例
大阪ガスでは、大阪ガス製品を対象とした点検制度※を設けております。大阪ガスホームページに詳細を掲載しておりますので、ご確認ください。
※大阪ガスサービスチェーン独自活動である「まごころ巡回サービス」とは異なります。
ガス給湯器・ふろがまの「あんしん点検」
(https://www.osakagas.co.jp/anzen/anshin.html)
一般社団法人 日本ガス石油機器工業会 からも「経年劣化に関する注意喚起」の周知がされておりますので、ご確認ください。
https://www.jgka.or.jp/gasusekiyu_riyou/tenken_maintenance/keinen/index.html
大阪ガス お客さまセンター
フリーダイヤル 0120-0-94817
受付時間 月〜土 9:00 〜 19:00 日・祝 9:00 〜 17:00
※非常時にはやむを得ず受付時間を変更する場合があります。