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「浴室暖房乾燥機」のご使用に関するお詫びとお願い

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2014年6月6日追記
2014年5月29日
大阪ガス株式会社

 大阪ガス株式会社(社長:尾崎 裕)は、株式会社ハーマンプロ(現・株式会社ハーマン(社長:永橋 啓一)および株式会社ノーリツ(社長:國井 総一郎))が製造し、当社が2001年9月から2004年4月まで販売した「浴室暖房乾燥機(161−5501型、以下「当該機器」)」と同構造の東京ガスブランド品において、機器からの発火が原因と見られる浴室火災が東京都内の集合住宅で発生したとの報告を受けました。原因を調査したところ、当該機器がエラー「68(換気ファン回転異常)」を表示・停止している状態で、強制的に運転操作を繰り返した場合に、部品(電装基板)より発火する可能性があることを確認いたしました(*)。
(*)株式会社ハーマンの実験による原因調査の結果判明した内容です。お客さまが誤った操作を行ったことによるものではありません。【5月29日公表時に説明が不十分であった事をお詫びし追記いたします】
 
 当該機器をご使用のお客さまにおかれましては、リモコン「残り時間」表示部にエラー「68」表示が出ている場合(詳細別紙)には、ご使用をお控えいただくと共に、ただちに当社までご連絡いただきますよう、お願い申し上げます。当社より部品(現行の電装基板)の交換作業にお伺いします。
ただし、エラー「68」表示が出ている状況では、当該機器は安全に停止していますので、強制的な運転操作の繰り返しをお控えいただければ、安全上の問題が生じることはございません。
また、エラー「68」表示が出ていない場合には、通常通りご使用いただけます。
 
 今後、当社は、当該機器をご使用のお客さまの安全性向上のため、当該機器全数(約52,000台)を対象とした新規設計の部品(電装基板)の無償交換を実施します。なお、新規設計の部品の準備に時間を要するため、本年10月頃から実施し、年内に完了する見込みです。
なお、当該製品は、2006年6月以降、自主的な点検および部品交換作業を実施しておりますが、今回の事象とは異なることを確認しております。
 
 当該機器をご使用のお客さまにご心配およびご迷惑をお掛けすることを、心からお詫び申し上げます。
 
 詳細は以下の通りです。
▲ページトップ
1. 対象の製品名、型式および製造年月
  対象の製品名、型式および製造年月 
   
2. 対象台数
  合計 52,003台(全数、ご使用のお客さまを特定済みです)
   
3. 原因
  以下の2つの事象が重なった場合、部品(電装基板)が発火する可能性があります。
  (*)株式会社ハーマンの実験による原因調査の結果判明した内容です。
   
 
(1) 長期年月の使用に伴う電装基板の劣化
   長期年月にわたって換気ファンを継続使用し、かつ換気ファンの使用頻度が高い場合に発熱する電子部品(電装基板)が、一部部品の腐食・欠損を進行させた結果、電流が流れなくなり、エラー「68」(換気ファン回転異常)の表示と共に換気ファンが停止する。
   
(2) エラー「68」表示状態での運転操作の繰り返し
   (1)の状況下において、換気ファンが作動しない状態(エラー表示後)であっても強制的に運転操作を繰り返すことによって、一部部品の腐食・欠損箇所で放電による発熱(トラッキング現象)が発生する可能性がある。
   
4. 今後の対策
 
(1) お客さまへのお知らせ方法
 
5月29日   プレスリリース実施、ホームページへの情報掲載
5月30日   新聞に社告掲載
6月2日以降   ご使用先のお客さまへダイレクトメールの発送
   
   加えて、弊社に電話番号をご登録頂いているお客さまに対しては、電話による安全周知とエラー表示有無などの確認を個別に実施します。
   
(2) エラー「68」が表示されたお客さまへのお願いと対応
 
1) 当該機器のリモコン「残り時間」表示部にエラー「68」表示が出ている場合には、ご使用をお控えいただくと共に、ただちに当社までご連絡いただきますよう、お願い申し上げます。当社より部品の交換作業にお伺いします。
2) ただし、エラー「68」表示が出ている状況では、当該機器は安全に停止していますので、強制的な運転操作をお控えいただければ、安全上の問題が生じることはございません。
3) また、エラー「68」表示が出ていない場合には、通常通りご使用いただけます。
   
(3) 新規設計の対策部品への交換
 
1) 現在、メーカーにて新規設計の対策部品の準備をすすめており、10月以降、順次対策部品への交換作業を無償で実施させていただきます。準備が整い次第、当社もしくは当社代理店より改めてお客さまにご連絡させていただきます。
対象のお客さまにおかれましてはご不便・ご心配をお掛けいたしますが、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
2) 作業内容は、対象機種の確認後、対策部品(本体電装基板、リモコン電装基板)の交換です。なお、作業時間は45分から60分程度を予定しています。
   
5. お客さまのお問い合わせ先
 
フリーダイヤル   0120−00−7573
受付開始日   2014年5月29日(木)
受付時間   24時間受付いたします。
▲ページトップ
【別紙】
1. 対象機種の判別方法とお客さまへのご注意
  脱衣室の壁面に設置されたリモコン正面の型式表示部(下図の○印)に、機器の型式が記載されておりますので、ご確認ください。
  対象機種のリモコンの設置場所と外観 
   
2. 当該機種における過去の点検・部品交換について
 
(1) 中継線交換の実施
  2006年6月22 日 「『浴室暖房乾燥機』の自主的な点検および部品交換作業の実施について(お詫びとお願い)」(*)
   
(2) 交換作業中の火災発生に伴うご使用お控えのお願い
  2006年8月18日 「『浴室暖房乾燥機』のご使用に関するお願い」
   
(3) 電装基板交換の実施
  2006年8月24日 「『浴室暖房乾燥機』の自主的な点検・部品交換作業の追加実施について(お詫びとお願い)」 (*)
   
  2006年10月30日 「『浴室暖房乾燥機』の自主的な点検・部品交換作業について(再度のお詫びとお願い)」
   
  2007年12月13日 「『浴室暖房乾燥機』の点検および部品交換作業の実施について」(*)
【予防保全策として、対策済みの一部機器に対する追加リコール(部品の仕様変更)】
https://www.osakagas.co.jp/anzen/repair/1772779_31658.html別ウィンドウで開きます 
   
  上記のうち、(*)の3件については、経済産業省にリコールとして届け出ております。
 
 
以上

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