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    姫路製造所が地域生物多様性増進法に基づく「自然共生サイト」に認定されました

    2025年09月17日
    大阪ガス株式会社

       大阪ガス株式会社(社長:藤原 正隆、以下「当社」)の姫路製造所は、「令和7年度第1回自然共生サイト」に認定されました。
     
       「自然共生サイト」認定制度は、環境省が、30by30※1の達成に向けた施策の一環で、民間の取り組み等によって生物多様性の保全が図られている区域を「自然共生サイト」として認定するものです。令和7年度からは、自然共生サイトを法制化した新法「地域生物多様性増進法※2」が施行され、当社が地域生物多様性増進法に基づき認定された実施計画の実施区域としての「自然共生サイト」の認定を受けたのは、姫路製造所が初めてです。
     
       姫路製造所は、兵庫県姫路市の南東部に位置し、1984年に操業を開始しており、操業当初より地域の植生と親和性の高い樹種等により緑地を形成してきました。製造所では、2002年から兵庫県立人と自然の博物館の指導のもと、西播磨地域の希少植物の保全活動に協力し、チトセカズラやムラサキ(いずれも環境省版レッドリスト掲載種)などの希少種を育成しています。2013年度に整備したビオトープでは、西播磨地域に由来する地域性種苗※3で構成した里山、草原、水辺を再現し、キキョウなどの希少種を保全しています。これらの活動を通じて、製造所は希少な植物種の避難場所(レフュージア)・ジーンバンク(生物の遺伝資源の保存等)として遺伝資源の保全に貢献するとともに、地域との繋がり創出や環境教育の場として機能しています。今回の認定は、これらの取り組みが評価されたものと考えています。
     
       Daigasグループは、自然の恵みを将来にわたって享受できる「自然共生社会」の構築に貢献することを「Daigasグループ生物多様性方針※4」で掲げ、多様なステークホルダーと連携しつつ生物多様性の保全と回復に向けて取り組みを推進しています。
       今後も活動を進め、サステナビリティ経営を推進していきます。
     
    ※1 2030年までに、陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする国際的な目標
    ※2 地域における生物の多様性の増進のための活動の促進等に関する法律(通称:生物多様性増進活動促進法)とは、ネイチャーポジティブ(自然再興)の実現に向け、地域における企業などの生物多様性に関する活動を促進するため、活動に対する認定制度の創設と手続きの簡素化などを定めた法律(2025年4月1日から施行)
    ※3 近隣の地域で採種した種子、または、採取した種子から生産過程までが明らかな苗
    ※4 Daigasグループ生物多様性方針 | Daigasグループのサステナビリティ | Daigasグループ別ウインドウで開く
     
    <姫路製造所内>
    姫路製造所内
    姫路製造所の全景と「自然共生サイト」に認定された緑地(黄色枠部分)
    ※地図の出典:国土地理院ウエブサイト(https://maps.gsi.go.jp/)別ウインドウで開く
     
    全景と緑地
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