2021年6月7日、大阪ガスは、経済産業省により「デジタルトランスフォーメーション(以下「DX」)注目企業2021」に選定されました。 |
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「DX注目企業」は、経済産業省と東京証券取引所が共同で選定している「DX銘柄」に加え、DX推進に関して注目すべき取組みを実施している企業を経済産業省が選定するものです。 |
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今回の受賞にあたっては、当社のIoT※1や人工知能(AI)、RPA※2といったデジタル技術の活用に関する取り組みと、データ分析教育への取り組みが評価されました。当社では、IoTやAI活用による安心で快適な暮らしのサポートや工場全体の課題解決を行うサービスなどを展開しています。
業務用のお客さまには、従来のサービスに加え、2019年から工場向けIoTサービス「D−Fire」を開始しています。「D−Fire」では、当社が設備やセンサー、可視化や分析を行うツールをワンストップで提供することで、お客さまの設備稼働データの傾向管理による突発的な設備故障の軽減、製品の加工条件と品質情報との整合による安定的な品質維持を実現しました。これは、製造業における品質や生産効率の向上、熟練技術者の高齢化による人材不足、システム専門人材の不足といった課題を解決するものです。
家庭用のお客さまには、2016年からガス機器※3のIoT化により、クラウド経由での機器故障診断や予防保全などに取り組むとともに、「ガス機器遠隔操作」「入浴見守り機能※4」「ヘルスケア機能※5」等の新たなお客さま価値を提供しております。2020年度末には、10万台以上のガス機器が当社のプラットフォームにつながりました。 また、ロケーションフリーを実現する、Web会議システムの導入とその積極的な活用、 RPAの促進による業務効率化等を通じて、働き方改革を推進しています。 |
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当社は、2021年4月に「DX推進委員会」を新設しました。トップマネジメントのもと、引き続きDXをスピード感をもって進め、中期経営計画2023「Creating Value for a Sustainable Future」で掲げた「ミライ価値※6」の創造に努めてまいります。 |
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※1: |
Internet of Thingsの略。家電製品などの様々なモノに通信機能を持たせ、インターネットへの接続や相互通信により、自動認識や自動制御、遠隔計測などを実現するもの |
※2: |
Robotic Process Automationの略。複雑なプログラミングを必要とせず、従来人間が行っていたオペレーションの自動化を実現するもの |
※3: |
2016年4月に「燃料電池エネファーム」、2017年10月に「ガス給湯器」、2019年10月に「コンロ」、2020年8月に警報器「スマぴこ」が接続 |
※4: |
長時間入浴やヒートショックを防止する機能 |
※5: |
入浴によって体脂肪率を計算する機能 |
※6: |
低・脱炭素社会の実現、Newノーマルに対応した暮らしとビジネスの実現、お客さまと社会のレジリエンス向上 |
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【ご参考】 |
経済産業省WEBサイト
https://www.meti.go.jp/press/2021/06/20210607003/20210607003.html |
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以上 |